入浴介助は利用者様の情報の宝庫。

介護スキル、資格
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櫻アリス
櫻アリス

結論:入浴介助の時は利用者様の全身の状態を確認しよう。

櫻絢音
櫻絢音

この記事の対象者は

入浴介助を始めたばかりで、介護技術を少しでも早く向上させたい新人介護士

です。

櫻琴音
櫻琴音

この記事を読むことで

入浴介助中に利用者様の情報を集めることができるようになります。

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入浴の時は全身の肌を確認しよう。

発疹や発赤、掻き傷はないか。

入浴時は、全身を観察する1番の機会です。

 

また、血圧や脈拍といったバイタルサインと同じく、高齢者の肌は全身の状態を示すバロメーターです。

 

小さな発赤でも、徐々に大きくなって褥瘡(床ずれ)になることがよくあることです。

 

大きな病気に発展する前に、早めに病院受診をご家族様にお願いをする。

 

あるいは、ケアマネを通じて訪問看護のサービスを導入することもできます。

 

わずかな変化も都度申し送るようにしましょう。

 

基本的に申し送りは重複しても構いません。

櫻絢音
櫻絢音

入浴時のみが、全身の肌を観察できるチャンスです。
つまり、褥瘡(床ずれ)の状態確認をできる機会です。
褥瘡は最悪の場合、死にいたるものなので前の入浴の時と変わったところがないか観察しましょう。

高齢者は皮下出血しやすい。

高齢になると、血管も老化するので皮下出血しやすくなります。

 

皮下出血をすると、表皮剥離などの原因にもなります。

 

また、家族様からすると「皮下出血が多くなる=施設で虐待されているのでは?」との不信感にもつながります。

 

 

私の元職場でも、皮下出血から大きなクレームになったこともあります。

 

正直に言って、高齢者が皮下出血をする原因を特定するのは大変難しい場合もあります。

 

なぜなら、わずかに触れただけで皮下出血する場合もあるからです。

 

高齢者は皮下出血しやす

そのことを頭に入れて入浴介助を行いましょう。

櫻絢音
櫻絢音

入浴介助時の利用者様の皮膚の状態確認のポイント

・前回の入浴時と比べて皮膚の状態の違い
・発赤、発疹、肌荒れはないか。
・入浴前後で皮下出血が増えていないか。

を確認しましょう。

皮下出血があれば、都度申し送りをし、ご家族様に報告をしましょう。

入浴時に、「高齢者虐待」を発見する機会でもある。

高齢者虐待防止法

(養護者による高齢者虐待に係る通報等)

第7条  養護者による高齢者虐待を受けたと思われる高齢者を発見した者は、当該高齢者の生命又は身体に重大な危険が生じている場合は、速やかに、これを市町村に通報しなければならない。

2  前項に定める場合のほか、養護者による高齢者虐待を受けたと思われる高齢者を発見した者は、速やかに、これを市町村に通報するよう努めなければならない。

(養介護施設従事者等による高齢者虐待に係る通報等)

第21条  養介護施設従事者等は、当該養介護施設従事者等がその業務に従事している養介護施設又は養介護事業(当該養介護施設の設置者若しくは当該養介護事業を行う者が設置する養介護施設又はこれらの者が行う養介護事業を含む。)において業務に従事する養介護施設従事者等による高齢者虐待を受けたと思われる高齢者を発見した場合は、速やかに、これを市町村に通報しなければならない。

2  前項に定める場合のほか、養介護施設従事者等による高齢者虐待を受けたと思われる高齢者を発見した者は、当該高齢者の生命又は身体に重大な危険が生じている場合は、速やかに、これを市町村に通報しなければならない。

3  前二項に定める場合のほか、養介護施設従事者等による高齢者虐待を受けたと思われる高齢者を発見した者は、速やかに、これを市町村に通報するよう努めなければならない。

介護法務.comより引用(https://kaigo-houmu.com/archives/16)

櫻絢音
櫻絢音

つまり、デイサービスの介護士は利用者様が高齢者虐待を受けている可能性が疑われる場合、市町村に報告する義務があります。
不審な皮下出血等があればすぐに上司に報告しましょう。

実際にあった事例

私の元職場でも「高齢者虐待」が疑われる事例がありました。

 

ご本人が息子や息子の嫁様から殴られたとの訴えがありました。

 

入浴のたびに体に皮下出血が増えてることがありました。

 

もちろん、ご本人の話だけでは事実関係を確定するのはです。

 

しかし、「高齢者虐待」を受けている可能性は否定できないため、皮下出血を発見するたびに、地域包括支援センターに報告しています。

 

高齢者虐待は早期発見することで、主介護者への支援をできるだけ早く始める必要があります。

 

 

櫻絢音
櫻絢音

高齢者虐待防止法は正式には「高齢者虐待の防止、高齢者の養護者に対する支援等に関する法律」です。
つまり、高齢者虐待をしている家族様を罰するのが目的ではなく、虐待に至った原因を解決するために高齢者の家族を支援するために整備された法律です。

不自然な皮下出血や外傷があればすぐに地域包括支援センターに報告しよう。

高齢者虐待はご利用者様本人だけではなく、その擁護者(介護している家族様)の支援もしなければなりません。

 

主介護者の介護負担が大きくなると、仕事も辞めざるを得ない状況になり経済的にも苦しくなり高齢者虐待に至る場合も少なくありません。

 

高齢者虐待の延長線が「無理心中」や「要介護高齢者の殺人」です。

 

不自然な皮下出血や外傷がある時点で地域包括支援センターに通報することで、利用者様の最悪の事態を避けることができます。

櫻絢音
櫻絢音

高齢者虐待をしてしまっている家族様も苦しんでいます。
不自然な皮下出血や外傷を発見し、地域包括支援センターに通報することで、1人の人の命を救うこともあります。

入浴介助で利用者様の状態変化を確認できる。

ADL(身体状態)の変化

入浴介助は利用者様のADLや認知機能の変化を見つけやすい場面です。

 

以前は足のふらつきなく歩行していたので一般浴で足を浴槽の淵に引っ掛けることなく入浴していた人が、徐々にADLが低下することはよくあります。

 

入浴時の利用者様のADLの変化も、全身の皮膚の状態観察と同じく小さな変化にも気付いて申し送れるようになりましょう。

 

 

入浴介助に気付けるADL(認知機能を含む)の低下の例

  • 服を着る順番、脱ぐ順番がわからなくなってきた。
  • 足が上がらずに浴槽でつまづきそうになる。
  • 以前は見守りだけで入浴されたのに下肢筋力の低下により、転倒しそうになることが増えた。
  • 下肢筋力の低下が著しく立位保持できる時間が少なくなってきた。
  • 洗い場にこられても、職員が介助するまで何もしなくなる。

入浴時の体の動きとして

  • 立位を維持する。
  • 腰を曲げる。
  • 手を伸ばす
  • 腕を上げる
  • 肘の曲げ伸ばし
  • 座位保持

 

など利用者様の体の基本動作が必要になります。

櫻絢音
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ADL低下に気づくきっかけとして「以前より介助しにくくなった」ということが挙げられまず。

以前よりも介助料が増えたと感じたら、変化しているADLはないか様子観察してみましょう。

入浴拒否

介護士をやっていて避けることのできないのが利用者様の「入浴拒否」です。

 

入浴拒否も実は利用者様の情報を集めることができます。

 

それは、利用者様の状態の変化です。

入浴拒否からわかる利用者様の状態変化

  • 利用者様の認知症上の進行。
  • 尿失禁、便失禁の頻度が増えてきた。
  • 下肢筋力の低下のために歩行が困難になっている。
  • パーキンソン症状が重くなっている。
  • 持病が重くなっている。
  • 意欲がなくなっている。
  • 自分の感情を抑えることができなくなっている。

これらの状態の変化は入浴拒否をする理由にもなります。

 

利用者様の入浴拒否が増えてきたら、なぜ入浴拒否をするのだろうかということを分析しましょう。

 

 

櫻絢音
櫻絢音

入浴拒否している時は
「主訴は何なのか(何と言って入浴拒否しているのか)」に注目しましょう。
主訴の裏側の意図を汲み取ることで、利用者様の隠れたニーズが明らかになることがあります。

会話しながらの入浴

状態の変化を知るというより、利用者様の支援のあり方や利用者様への見方

 

が変わるということですが、入浴時できれば利用者様と会話しながら介助を

 

行いましょう。

 

これは、入浴業務にかなりの余裕がある時でないとできないことです。

 

しかし、余裕がある時は必ずやっておきましょう。

 

入浴中は、利用者様はリラックスしている状態です。

 

つまり、ふっと昔の思い出話をしたり、やっていた仕事の話をされる場合があります。

 

昔の話の中に利用者様の「強み」となる部分が含まれています。

 

たとえば、「ワシ、昔製薬会社で勤めていたんや。営業で病院を回っていたんよ。」と話される場合があります。

 

つまりここから

  • 人とコミュニケーションを取るのは得意な方
  • お薬の知識は豊富
  • ある程度、病院の内情を知っている。
  • ご本人は自分の仕事に誇りを持っている。
  • 話の引き出しが多い

 

ということが分かります。

 

本当にそうなのか利用者様に質問をしながら話を深めていくと、今まで知らなかった利用者様のことを知ることができます。

櫻絢音
櫻絢音

今まで知らなかった利用者様の情報を知るのは、支援のヒントになることもあります。
それだけでなく、利用者様の別の側面を知ること、わたしのばあいは「嬉しく」なります。
利用者様第一に介護サービスを提供していると「もっとこの利用者様の関心のあることを知りたい」と思えるようになるからです。

まとめ

櫻琴音
櫻琴音

入浴時、利用者様の状態を見るポイント

・利用者様の全身の状態を観察する。
・入浴時に利用者様の「虐待」の可能性を見つけることができる。
・利用者様のADL(日常での体の動き)の変化に注目しよう。

利用者様は日々体の状態が変化します。
「前回と違うところはどこだろう」と常に利用者様の変化を意識しながら入浴介助の業務に当たりましょう。

ショートストーリー(その後の話)

櫻アリス
櫻アリス

琴姉ぇ、ひどいよぉ〜。
私の仕事をとってさー。

あらま。
そうだったかしらー?

櫻琴音
櫻琴音
櫻アリス
櫻アリス

とぼけるつもりかよ。
この腹黒かくれどS姉ちゃん。
略してHKS!!

なんか、アイドルみたいでいいわねー。

櫻琴音
櫻琴音
櫻アリス
櫻アリス

そうやってとぼけるのなら、今度絢姉ぇに琴姉ぇのこのお宝写真をあげちゃうよ。

残念でした。
私たちは双子なので、ほとんど同じ体なのです。
それに、いつもお姉ちゃんにセクハラされているから大丈夫よ。

櫻琴音
櫻琴音
櫻アリス
櫻アリス

仕方ないか、じゃあこの写真を本当に絢姉ぇに見せるといますか。

こ、これは・・・・
私がカメハメハの練習していた時の写真?
あー、この前お風呂で筋トレついでにやってしまった写真ね。
これは、さすがにはずかしいっ!!

櫻琴音
櫻琴音
櫻アリス
櫻アリス

絢姉ぇ〜!!

ちょっと待ちなさい、アリス。
わかったわ。今回は私が悪かったわ。
だから、それは返して頂戴。
あと、今度バーゲンダッシュのアイスを買ってあげるからそれで許して。

櫻琴音
櫻琴音
櫻アリス
櫻アリス

仕方ないなー。
そこまで言うなら今回は許してあげるわー。

隠し撮りしておいて、この言い草なんか腹立つけど、今回は私が悪いからしかなないかぁー。

櫻琴音
櫻琴音
櫻アリス
櫻アリス

実は、この前絢姉ぇからかっぱらってきたものなのよね
何となく、そろそろ琴姉ぇが私の仕事を取ろうとしていたのはわかっていたのよね。
最近、出番少なくなっていたし。
でも、ごめんね琴姉ぇ。
と心の中で謝ったらいいかな。

その頃絢音は

櫻絢音
櫻絢音

あれー?
この前隠し撮りした琴音のカメハメハの練習している写真どこやったっけなー?

コメント

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