過剰介護は大きなお世話!!家族が介護状態の悪化を防止する「自立支援」の話。

在宅介護のススメ
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櫻アリス
櫻アリス

結論:高齢者のできることまで介助しないで!!

介助のやりすぎは「大きなお世話です」。

櫻絢音
櫻絢音

この記事の対象者は

いつまでも大切で高齢な家族を自宅で介護したいと思っている主介護者(メインで介護をしている家族)

向けの記事となっています。

櫻琴音
櫻琴音

この記事を読むことで

大切な高齢な家族と自宅での生活をすることができます。

今回は「自立支援」という言葉を覚えていって下さい。

大切な家族は介護の必要な「要介護状態」になってもできるだけ自宅で最後まで暮らしてほしいものです。

 

しかし、高齢になると年々心と体が衰えてきます。

 

  • 昨年まで杖なしでもふらつきなく歩いていたのに、今年はシルバーカーを使ってやっと歩けるぐらい。
  • 昔は1週間前までの晩ご飯のメニューを覚えていたが、今はさっきお昼ご飯を食べたかどうかも分からない。
  • ずっと熱心にやっていた趣味が最近はあまり興味を示さなくなった。

 

それらを放置していると大切な家族は、あなたが気がついた時には「寝たきり」であったり「認知症による徘徊」で家族では介護できなくなります。

 

家族で介護ができなくなるということは

大切な家族が自宅では過ごせなくなる。

ということを意味します。

 

在宅での介護の難しいところは「介護状態」の悪化を予防することです。

 

家族を熱心に介護している家族にありがちなのが

本人のために本人ができることまで家族が介護しすぎてしまう。

 

大切な家族を想うが故に介護をしすぎてしまう。

 

それは言い方を変えれば大切な家族のできることを奪うことになってしまうのです。

 

大切な家族のできることを奪い続けると、できないことが増えていきついには自宅での生活がむずくかしくなる。

 

これは、

介護の必要な本人、家族を介護している人両方ともにとって不幸なことです。

 

特に介護をしている人は「もう少し私にできることはなかったのか」と後悔してしまいます。

 

しかし、それは逆で

介護のしすぎ

であるかのせいがあるのです。

櫻絢音
櫻絢音

大切な家族が高齢になっても自宅で過ごすために

「自立支援」という考え方が必須です。

自立支援とは何か、この相談室で学んでいって下さい。

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自立支援とは高齢者に「できること」に焦点をあてた支援の方法です。

高齢になると

  • 足が痛い。
  • 腰が痛い。
  • 体力が続かない。
  • 夜眠れない。
  • 昨日食べた夕飯のメニューを思い出せない。

と心身の衰えが目立ってくるので

 

高齢者自身は「また、できないことが増えた」と落ち込みがちです。

 

「自分は〇〇できない」と思い続けると本当に何もできなくなってしまいます。

 

たしかに、高齢になって再び100mを10秒で走るとかフルマラソンを完走するとか若い時にできていたことができることはありません。

 

しかし、要介護高齢者のサポートの仕方によっては今できていることをずっとできるようにすることはできます。

 

それが

自立支援

自立支援とは、今できていること(以降残存機能と記載)をいつまでもできるように支援することです。

 

具体的には

  • 洋服を着てもらう時に手の届かない背中の部分だけ手伝って後は本人にきてもらう。
  • 車椅子の方で立位してもらって手の届く範囲で自分で下ろしてもらうう。
  • 一緒に買い物に行く時に、簡単なお金の計算をしてもらう。
  • 洗濯して乾いたタオル類を畳んでもらう。
  • 長距離の移動を車椅子で移動しても居間から玄関までなど、短距離は家族の介助で歩いてもらう。

など、介護している家族ができる「自立支援」はあげたらきりがないぐらいたくさんあります。

高齢者のできることを家族が奪わない

ことが自立支援の基本的な考え方になります。

櫻絢音
櫻絢音

自立支援は介護士の世界では常識です。

自立支援という考え方は家族の介護負担を少なくすることができます。それだけでなく、高齢者自身の自信にもつながります。

過剰介護は高齢者の自立支援を妨げる。

  • すぐに車椅子を使う。
  • 背中以外は自分で服を着れるのに全て手伝ってしまう。
  • 買い物に行く時にただ商品を選ぶだけ。
  • 両親だからといって家事を何もしてもらわない。
  • 自宅に引きこもっていて、テレビを見るかご飯を食べるか寝るしかしない。

割とありがちな話ですが、これは

介護状態が悪化するやってはいけないことです!!

 

親であろうが、祖父母であろうができること自分でやってもらわなければいけません。

 

亀の甲より年の功で、高齢者の中には

櫻琴音
櫻琴音

服着られへん。

手伝ってー。

とできないアピールをされる方もいますがここは自分でできることは自分でやってもらわなければいません。

 

ただし、

  • 冬場で、自分でずっと着れずに裸のまま。
  • 明らかに体調が悪そう。
  • 何十分もそのままの状態。

の時は手伝ってあげてください。

 

この辺のさじ加減が「自立支援」の難しいところではありますが・・・

櫻絢音
櫻絢音

高齢者が服を着るのとか、困っていたらついつい手伝いたくなりますが、背中だけ手伝うなど本当にできないところだけを手伝ってその他は自分でしてもらえるように声かけの仕方を工夫しましょう。

意外と難しい過剰介護をやめるために・・・

櫻琴音
櫻琴音

過剰介護(介護のしすぎ)は高齢者の介護度を重くしかねません。しかし、ついつい家族だと特に介護してしまいます。過剰介護にならないためのポイントを見ていきましょう。

「どこまでできて、どこからができないか」を判断する。

これは、日々の様子観察することです。

 

高齢者は日々心身の状態が変化します。

 

だからこそ、何ができて、何ができないかを見極めるのは難しいですが・・・

 

それを見極めようとすう意識が大切です。

 

本当にできないのかどうかの見極めるポイントとして

 

  • 表情(顔をしかめていないかどうか)
  • かかっている時間(歩くのにあまりにも時間がかかりすぎていないか)
  • 声のトーン(声が震えていたり、声がいつも低い)

 

 

「靴下ぐらい自分で着られるだろう」と30分もかかるのに手伝わないと高齢者にとって苦痛になります。

 

適度に声かけをしながら「自立支援」をしましょう。

櫻絢音
櫻絢音

介護福祉士の私も日々試行錯誤しながら、利用者様の「自立支援」をしています。たまに過剰介護気味になったからと言って介護度が急に重くなるわけではありません。

その辺は、臨機応変に。

褒められたら高齢者も嬉しい。できたことは褒めましょう。

自立支援で欠かしてはいけないことは

褒めることです。

 

高齢になればなるほど褒められなくなります。

 

つまり、褒められることに飢えています。

 

なので、

高齢者は褒めてあげましょう。

櫻絢音(主介護者役)
櫻絢音(主介護者役)

おばあちゃん、服自分で着られたやん。

すごいじゃない。

なんか、褒められると恥ずかしいな。

櫻琴音(高齢者役)
櫻琴音(高齢者役)

と、照れますが身近な人に褒められて嬉しくないはずがありません。

 

最近、本人がやりにくくなっているけど頑張ってなんとかできたこと

に焦点を当てて褒めてください。

 

本人が「いや、できて当たり前やろ。そこまで、もうろくしてないよ。」

 

と思っていることを褒めると逆効果になる場合があります。

櫻アリス
櫻アリス

だから、高齢者の日々の変化に気づく必要があるのね。

大切な人って思っているなら、変化に気づくのはちょっと意識すれば簡単なことね。

デイサービスでの様子を職員に聞いてみよう。

まずは、デイサービスに通ってもらう習慣をつけれもらいましょう。

 

高齢者は、デイサービスに通う=恥ずかしいところを他人に見られたくない

 

という気持ちになります。

 

これは良い意味で気を張っているということです。

 

 

家ではほとんど寝ている

高齢者も、デイサービスでは

家にいる時に考えられないぐらい、しっかりと歩いている

というのはよくあることです。

 

つまり

自宅でいる時と、デイサービスにいるときで本人の様子が違う

 

私たちでも、家では泣き言を言っていても外に出て他人のいる前では

モードが変わる

ということがあるのと同じです。

 

 

デイサービスという適度な刺激を与えることが、高齢者の「自立支援」をすることになるのです。

櫻琴音
櫻琴音

デイサービスでの介護も「自立支援」に基づいています。家にいる時と違って、高齢者は「他人に恥ずかしいところは見せられない」と思っています。デイサービスを通い続けること自体が「自立支援」と考えてください。

家の中でも役割を与える。(どこの介護施設でも実践されています)

「おばあちゃん、昔嫌というほど働いたから今はゆっくりしてもらおう。」

 

実はその考え方がそもそも自立支援とあっていません。

 

もちろん、若い時ほど家事などがテキパキできるわけではありません。

 

でも、家事を全て主介護者がやってしまうと高齢者は役割を失ってしまいます。

 

人間というのは、年齢に限らず役割をあてえられて初めて「生きているなー」という実感を得られます。(これを社会学という学問の用語で役割意識と言います)

 

  • 洗濯物を畳んでもらう。
  • 洗い物をしてもらう。
  • 仏壇の水を変えてもらう。
  • ご飯を家族分、お茶碗に盛ってもらう。
  • 悩み事を聞いてもらう。

介護するー介護されるの関係って一方的に支援をする関係ではなくて実はお互いに支え合っている関係なのです。

 

高齢者にも役割を与えるというのは

 

 

家族で支え合って生きるということなのです。

 

自立支援って高齢者を支援するだけでなくて、高齢者からも支援してもらえるウィンウィンな関係を作る手段なのです。

 

 

櫻絢音
櫻絢音

結局は、「感謝できるかどうか」が自立支援できるかどうかの分かれ道です。一方的に支援するだけ、されるだけの関係はないのです。身近で大切な家族だからこそ支え合える関係であることに気づくのが幸せな生き方です。

まとめ

櫻アリス
櫻アリス

大切な家族を要介護状態を重たくしないためのポイント

・高齢者のできることをまで主介護者(メインで介護をしている方家族)が奪わない。

・日々、高齢者の変化に気づく。

・デイサービスに通い続けてもらう。

・高齢者にも役割を与える。

大切な家族を在宅で支援したいなら、感謝をしましょう。主介護者が一方的に高齢者を支援しているということはないことに気づいてください。

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