自宅で介護している認知症高齢者が繰り返し話ばかりでウンザリしたら。

在宅介護のススメ
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櫻アリス
櫻アリス

結論:うんざりしても解決策を認知症高齢者に求めてはいけません。介護者側の話し方を変えるだけでストレスフリーになります。

櫻絢音
櫻絢音

この記事の対象者は

自宅で認知症の家族をメインで介護している人

です。

櫻琴音
櫻琴音

この記事を読むことで

認知症高齢者を介護している家族がストレスを溜めずに

介護できるようになります。

大切な家族が認知症になってもできる限り在宅で過ごしたいものです。

 

実際に、私の職場のデイサービスでは老老介護でも「できるだけ自宅で過ごして欲しい」という家族様は多いです。

 

施設に預けるのも「このままでは共倒れになってしまうので仕方なく」という意識の方も増えました。

 

私の同居していた祖父もアルツハイマー型の認知症になりました。

 

しかし、転倒して入院するまで(その後、体調が変化して約半年後に亡くなっています)自宅で介護していました。

 

とはいっても、ほとんど家族は見守りと声かけだけで事足りていました。

 

認知症高齢者の介護で家族がストレスに感じることの一つが

繰り返し話をする

ことです。

 

この記事を読んでいる方も「また、同じ話を聞かされてうんざりしてきた。」と思ったのも一回や二回ではないはず。

 

でも、大切な家族の話を聞かないといけないという思いの板挟みになっていることでしょう。

 

ここでおさえてほしい考え方は

  • 認知症は病気。
  • 家族が認知症になったことを理解して受け入れる。
  • 介護者は頑張りすぎてはいけない。

ということです。

 

今回は、10年以上デイサービスを介護していて、認知症の祖父と同居していた経験した私が大切な家族が認知症になって繰り返し話をしても、介護している人がストレスを溜めないコミュニケーションの取り方を伝授します。

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認知症は病気であることを理解して、受け入れよう。

認知症は病気です。

 

しかも、今の医学では治すことのできない病気です。

 

なので、一度認知症になると絶対に元に戻ることはありません。

 

ただ、認知症の進行を遅らせる治療や認知症があっても日常生活に支障のないようにする支援があるだけです。

 

認知症の家族で一番多い間違いが

 

自分の家族が認知症であることを認められないことです。

  • うちのおばあちゃんは、物忘れがひどくなっているだけ。
  • あんなに頭の良かったお父さんが認知症になることなんてない。
  • おじいちゃんはたまにトンチンカンなことを言うけど、それは元から。
櫻琴音
櫻琴音

デイサービスの家族様もたまにそんなことをいう方がいらっしゃるんですよね。

認知症は病気であって、その人を否定するわけではないのに・・・

 

琴音の言うように、私が以前働いていたデイサービスでも10人に1人の家族様は自分の家族が認知症であることを認められずに事態は悪化する一方である家庭もありました。

 

家族が本人の認知症を認められないことによる弊害

  • いわゆる「物忘れ外来」を受診しないので認知症状が悪化する一方。
  • 家族に暴力を振るうこともある。
  • 入浴拒否が強くてデイサービスやショートステイの介護士を傷つける。
  • 気持ちのムラが激しく、デイサービスやショートステイの他の利用者様を傷つけてしまう。
  • 主介護者(メインで介護している家族)だけでなく、その他の同居の家族もストレスがたまる。
  • 高齢者虐待の原因になる。
  • 最悪の場合、介護疲れによる心中も・・・・

 

想像してください。

 

家族を認知症であることを認めないだけでここまでの大ごとになるんです。

 

しかも家族だけでなく、赤の他人にまで・・・

 

そうならないためには

 

  • 少し前まで熱心にやっていた趣味に興味を持たなくなってきた。
  • 日中寝てる時間が増えてきた。
  • 家族との会話で噛み合わないことが増えてきた。
  • トンチンカンなことを言う。
  • よる遅くに冷蔵庫を漁って食べている。
  • 家に帰られなくて警察のお世話になった。
  • 感情の起伏が激しくなった。

 

など、以前と様子が変わってきたら

 

「物忘れ外来」を受診しましょう。

 

そして、認知症の診断をされたらそれを受け入れることから始まります。

櫻絢音
櫻絢音

認知症は医師が「認知症」という病名をつけるだけです。

「認知症」の診断をされるだけで、それに応じ介護保険サービスを利用したり、認知症の進行を遅らせるお薬を処方してもらえます。そうすることで、認知症高齢者は今までと変わらない生活を送ることができるのです。

認知症がなくても高齢者は好きなことを何度も話したい。

高齢=人生経験が豊富です。

 

70歳なら70年分の。

 

80歳なら80年分の

 

人生経験があります。

 

つまり、生きてきた年数だけの物語を作ってきたのです。

 

私たちでも行ったことのないところへ旅行に行ったり、食べたことのないものを食べて楽しんだら誰かに話したくなります。

 

つまり、高齢者は生きてきた分の物語を話したいのです。

 

一番話したい場面はほとんど固定化されてしまいますが。

櫻絢音
櫻絢音

高齢者の話を聞いてあげることも、介護です。

認知症高齢者が繰り返し話をした時に絶対言ってはいけない言葉。

ここで認知症とただの物忘れの違いは

物忘れ・・・・忘れたことは忘れている。(昨日の夕食のメニューは覚えていないが、食べたことは覚えている。)

認知症・・・・忘れたこと自体忘れている。(昨日、夕食を食べたことすら忘れている)

認知症と診断されても本人は「認知症である」と認識していない場合もあります。

 

なので、それを踏まえていない声かけはかえって認知症高齢者の感情を逆撫でする場合があります。

 

特に繰り返し話は、本人の中では「今初めて言うこと」になっているのです。

認知症高齢者が繰り返し話をした時に使ってはいけない言葉

  • さっきそれ聞いたよ。
  • 何回、同じ話するの?
  • その話ばっかりだなー。
  • うるさい。
  • そんなん、言わんでもわかってるって。

 

本人や本人の言ったことを否定するような言葉を使うと人によっては

 

櫻琴音
櫻琴音

そんなことないよ!!!!

って激昂してしまいます。

 

そうならない方もいますが・・・・

 

どちらにしても

「否定」は認知症高齢者の尊厳を傷つけることになります。

櫻絢音
櫻絢音

認知症高齢者の繰り返し話がはじまるといつも一緒にいる家族は「はぁ、またか」となってしまいます。

だからと言って、否定する言葉を使うのはNGです。

この言葉を使っていればOK。高齢者が無限ループの話を始めたときの会話術。

繰り返し話が始まった時に、介護者がイライラしない話の聞き方は

話半分に聞く

と言うことです。

そして、話半分でも話の辻褄が合う魔法の言葉

  • ウンウン。
  • そうなんやー。
  • なるほどね。
  • 確かにそうね。
  • う〜ん。

と話の雰囲気に合わせて適当に使うことです。

 

少し勉強されている方であれば

「それ、傾聴してないやん」

 

はい、これは傾聴ではありません。

 

もちろん、時間と気持ちにゆとりがあれば傾聴してください。

 

しかし、そんな時ばかりではありません。

 

繰り返し話でおさえるべきポイントは

 

認知症高齢者が話したいという気持ちを大切にすることです

 

繰り返し話は時間や気持ちに余裕がない時はやっぱりストレス溜まりますからね。

 

在宅介護で主介護者が気をつけないといけないのは

がんばりすぎないこと

 

もし、「また同じ話でうんざりしてきた」と感じたら話半分で先程の言葉を使ってみてください。

 

意外と話はつながるものです。(多少、話のつじつまが合わないですがほとんどの場合問題ないです)

 

その代わり、主介護者の方の時間と気持ちに余裕のある時はしっかりと傾聴してあげてください。

 

話半分でも辻褄が合う魔法の言葉を使った時のロールプレイ

私、昔お父さんが浮気ばかりして苦労したのよ。

櫻琴音(認知症高齢者役)
櫻琴音(認知症高齢者役)
櫻絢音(主介護者役)
櫻絢音(主介護者役)

無限ループの話だなー。

ちょっとうんざりしてきたなー。

櫻絢音(主介護者役)
櫻絢音(主介護者役)

へー、そうなんやー。(抑揚はつける)

私、悔しかったー。

櫻琴音(認知症高齢者役)
櫻琴音(認知症高齢者役)
櫻絢音(主介護者役)
櫻絢音(主介護者役)

確かにそうねー。

でも、〇〇はまだお腹にいてたし。

私が我慢するしかないじゃない。

櫻琴音(認知症高齢者役)
櫻琴音(認知症高齢者役)
櫻絢音(主介護者)
櫻絢音(主介護者)

う〜ん。

だから、私あの子が成人するまで必死に耐えたわー。

櫻琴音(認知症高齢者)
櫻琴音(認知症高齢者)
櫻絢音(主介護者役)
櫻絢音(主介護者役)

なるほどね。

今となっては懐かしいな。

櫻琴音(認知症高齢者役)
櫻琴音(認知症高齢者役)
櫻絢音(主介護者役)
櫻絢音(主介護者役)

うんうん。

それでね、昔お父さんがよく浮気をしていたのよ。

櫻琴音(認知症高齢者役)
櫻琴音(認知症高齢者役)
櫻絢音(主介護者役)
櫻絢音(主介護者役)

へー、そうなんやー。

櫻アリス
櫻アリス

という感じで、繰り返し話にうんざりしてきたら話を適当に聴くのも認知症の高齢者を在宅で介護するのに必要です。決して恥ずかしいことではありません。様子を見ながら使ってみてください。

まとめ

櫻アリス
櫻アリス

認知症高齢者の繰り返しにうんざりしたら

・認知症は病気であることを理解して、受け入れしょう。

・高齢者は、自分の話がしたいという思いを受け入れましょう。

・認知症高齢者自信や話している内容を否定してはいけない。

・話の無限ループが始まったら魔法の言葉できりぬける。

在宅での介護は、ずっと続くのでできるだけ主介護者の方もストレスをためないことが大切です。それは認知症になってしまった家族にはできないです。主介護者のあなたが倒れたら認知症の家族も共倒れになります。

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