【マニュアル】利用者様が体調を崩した時のながれ。

介護スキル、資格
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櫻絢音
櫻絢音

この記事の対象者

利用者様の体調不良時の研修を企画している介護士

です。

櫻琴音
櫻琴音

この記事をプリントアウトすることで

「利用者様の体調不良時の流れ」の研修資料を時短で作ることができる。

ぜひ、参考資料としてお使いください。

デイサービスで利用者様(高齢者)はいろんな既往歴(病歴)をお持ちで急に体調不良になることもあります。

 

場合によっては、意識喪失、そのままお亡くなりになるというケースも少なくありません。

 

そして、そんな時利用者様の命に関わるのが「スピード」です。

 

利用者様が体調不良で意識を喪失しても冷静にしかも的確に判断し、必要な行動をとる。

 

これが、いざというときに利用者様の命を助けることになります。

 

しかし、普段からその訓練をしていないといざというときに冷静に判断することはできません。

 

今日は、利用者様が体調不良で意識喪失された時に、介護士はどのように動くべきかまとめました。

 

ぜひ、施設内研修や定例会議等でこの記事を参考資料としてお使いください。

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まずは、利用者様の安全確保

利用者様の体調不良はスピーディーに

デイサービス利用時に利用者様に体調不良がある時はスピーディーに対応しなければいけません。

 

特に、意識を喪失している状態の時、何が原因で意識を喪失しているかわかりません。

 

脳梗塞? 心筋梗塞? ただのてんかん発作?

 

もし、脳梗塞や心筋梗塞であればすぐに救急搬送する必要がありますし、ただのてんかん発作であればとりあえず様子観察で大丈夫です。

 

感染症であればすぐに隔離と消毒をしなければいけません。

 

早々に協力者を確保して行動しましょう。

 

介護士、看護師の協力者を最低1人ずつは確保する。

利用者様の体調不良時には、職員の協力が欠かせません。

 

介護士、看護師の協力者を最低1人ずつ確保しましょう。

 

 

利用者様の体調不良時の各職員の役割
  • 看護師・・・利用者様の状態確認と救急搬送するかどうかの判断
  • 介護士A・・・上司に報告する。救急搬送になった時のことを考えてスムーズに搬送できるように動線を確保する。
  • 介護士B・・・パーテーションで利用者様のプライバシーを確保。その他必要物品を確保する。
櫻琴音
櫻琴音

ここでポイントとなるのが「リーダーシップ」つまり的確にに指示出しのできる存在です。
介護士である私としては、介護施設で利用者様が体調不良になったら介護士であるあなたがリーダーシップをとってもらえると嬉しいです。

利用者様の体調不良時はパーテーションを使おう

体調不良時、すぐにパーテーションで利用者様をプライバシー保護の為に仕切りましょう。

 

特に意識喪失状態の場合利用者様の顔色が完全に変わってしまう場合があります。

 

さらに、他の利用者様にとって誰かが体調不良で倒れている姿を見るのは「不安」を煽ってしまいます。

 

利用者様の体調不良時、すぐにパーテーションを使う配慮をしましょう。

利用者様の体調不良時パーテーションを使うメリット

  • 利用者様のプライバシーの保護
  • 他の利用者様の不安にさせない配慮
  • 便失禁、尿失禁があるときの配慮

利用者様の安全確保をする。

利用者様の意識レベルを確認する。

利用者様の体調不良があれば「意識レベル」の確認をしましょう。

 

ただし、外傷や頭部を強く打っている場合は強く揺らしてはいけません。

 

できれば、看護師に利用者様の状態確認も含めて依頼するのがベストです。

 

 

看護roo!HPより参照(https://www.kango-roo.com/mv/279/)
櫻絢音
櫻絢音

意識レベルの確認はAEDの研修でもやります。
万が一の時のために、介護士であれば定期的にAEDの研修を受けましょう。

看護師の判断を仰ぐ。(救急搬送がいるかどうか)

医療的な判断(救急搬送するかどうかなど)は介護士での判断には限界があります。

 

餅は餅屋という言葉があるように、利用者様の体調確認や医療的な判断は看護師に依頼しましょう。

 

 

具体的に看護師に依頼する内容

  • バイタル(血圧、脈拍、体温、SPO 2)の確認
  • 利用者様の状態の把握
  • 救急搬送および病院受診の必要性の判断
  • 応急処置
  • その他、看護師としての判断
櫻絢音
櫻絢音

看護師がスムーズに利用者様の状態確認が行えるように介護士は

・利用者様の個人ケース記録を持ってくる。
・看護師に必要な物品を取ってくる。

救急搬送がいる場合

もし、看護師が「救急搬送」の判断をしたら

  1. 119番に電話して、救急搬送を依頼。
  2. 電話するまでに至った経緯を説明。
  3. 利用者様の既往歴、名前、年齢などを説明。
  4. 希望の救急搬送先を聞いていれば伝える。
  5. 救急車までスムーズに運べるように動線を確保する。
  6. 上司(あるいはその代わりとなる部署)に連絡して救急搬送する旨を伝える。
  7. 救急隊が到着したら利用者様の状態を再度伝える。
  8. 救急車出発後、上司、ご家族、ケアマネに報告する。

をしましょう。

 

看護師が救急搬送の判断をするということは「すぐに命に関わる問題」である可能性が高いです。

 

実際に、私も利用者様が救急搬送された先でお亡くなりになったということがありました。

 

しかも、その方は意識を喪失する10分ほど前まで介護士と会話をしていました。

 

意識を喪失して1時間後にお亡くなりになっています。

 

高齢者の場合スムーズに「救急搬送」をしてもなくなる場合があります。

 

したがって、看護師が「救急搬送」の判断をしたら、すぐにその段取りをしましょう。

 

スピード勝負です。

櫻絢音
櫻絢音

救急搬送されるときに、付き添いを救急隊から依頼されることがあるので、看護師に付き添いを依頼するのがベストです。

状態が落ち着いてきたら

上司、家族様、ケアマネに報告する。

救急搬送が必要なくて、利用者様の状態が落ち着いたら上司、家族様、ケアマネに報告しましょう。

報告する内容

  • 体調不良に至った経緯。
  • バイタル
  • 実際に現れた症状
  • 現在の様子
  • すぐに帰宅した方がいい場合はそのことも
  • 今は状態が落ち着いていること。

を伝えましょう。

利用者様に帰宅してもらうかどうかの判断。

基本的には、体調不良になったら利用者様には帰宅していただくのがベストです。

 

なぜなら、介護施設は病院ではないのでもし利用者様に状態が急に変化しても責任を取ることができないからです。

 

ただ状況によっては帰宅するのが安全ではない場合があるので、その場合はデイサービスで様子を見るという方法もあります。

 

利用者様にすぐに帰宅してもらわない例

  • 利用者様が独居である。(中間独居含める)
  • 同居の家族様が外出中で夕方まで戻らない。
  • 救急搬送が必要ではないが、病院受診の必要性があってデイサービスから直接ご家族様がご本人と一緒に病院受診に行く場合。
  • ご家族が高齢あるいは障害があるために対応が難しい。
  • ご家族様とご本人の関係が良くない。
櫻絢音
櫻絢音

特に利用者様が独居の場合、デイサービスだけでは判断できない場合があります。
そんな時は、ケアマネに判断をお願いしましょう。
また、すぐに帰らない場合でベット静養で様子観察する場合、ベットをギャッチアップして利用者様のお顔をいつでも見れるようにしておきましょう。

定期的に利用者様の体調不良時の訓練をしておこう

利用者様が体調不良になる時、介護士は落ち着いてすぐに判断をしなければいけません。

 

判断の遅れや間違いが利用者様の命に直結するからです。

 

しかし、人が体調不良、特に意識を喪失した場合「何をすればいいか」「誰に相談すればいいか?」わからなくなり冷静になれなくなるものです。

 

「もし利用者様が体調不良になったら、どう動けばいいか」

そんな事態を想定して練習をする必要があります。

 

災害の避難訓練をするのも、緊急時どのように動けばいいか実際に体を動かすことでスムーズに判断し、動くことができるようにする為です。

 

利用者様の体調不良という緊急時も訓練していなければ

頭で考えるばかりで、判断が遅くなることがあります。

できれば2〜3ヶ月に1回程度の頻度で、利用者様が体調不良で意識喪失をされた設定で対応する訓練を実施しておきましょう。

 

できれば、2つグループに分けてそれぞれのグループの動きを見て、「良い点」「改善したほうがいい点」を発表するといざというときにスピーディーに対応できるようになります。

 

櫻琴音
櫻琴音

それに加えて、「利用者様の体調不良時の緊急マニュアル(フローチャート)」を作っておきましょう。
いざという時に、いつでもすぐに用意できる場所に置いておきましょう。

まとめ

櫻アリス
櫻アリス

利用者様の体調不良(緊急対応)時のポイント

・スピーディーに判断、行動する。
・最低看護師と他の介護士1名ずつ協力者を募る。
・利用者様の体の状態確認とその後の判断は看護師に依頼する。
・利用者様のプライバシーの確保と他の利用者様の不安を煽らないためにパーテーションで仕切る。
・2〜3ヶ月に一回、緊急時の訓練をしておくと、いざというときに動ける。


合わせてAEDの研修も受けておくと良いです。

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