【図解多めで解説】入浴時の着脱介助が劇的にスムーズになる6つのコツ!!

入浴介助
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【結論】

櫻アリス
櫻アリス

着脱介助の基本をおさえて介助するのがスムーズにするコツです。

この記事の対象者
  • 初任者研修を受けている/受ける予定のある介護士。
  • 介護士になって半年以上経つのに着脱介助がうまくならなくて困っている介護士。
  • 入浴介助のたびに上司や先輩に圧力をかけられて心が折れそうな介護士。
介助力は人間関係を改善するきっかけにもなります。

新人介護士が入浴介助で「もう、だめだ〜」とつまづきやすいことの一つが着脱介助


あなたは介護の仕事を半年以上やっているのにあまりスピードアップできていなくて苦しんでいませんか。

  • 早くやろうとすればするほど、手が震えてくる。
  • 利用者様の荷物確認や洗身・洗髪介助もまだ遅いのに着脱介助まで早くできない!!
  • 介助の時に力を入れすぎて利用者様にケガさせるのがこわい。

ただでさえ、着脱介助のスピードアップをしようとしているのに・・・

介助のスピードが遅くて上司に怒られる( ; ; )

上司や先輩から無言(あるいは有言)の圧力でかけられると心が折れそうになりますよね?

それこそ、もう介護の仕事をやめたくなるほどに。


そんな時は、着脱介助の基本を見直してください。

介助の「基本」ができた上でないとスピードアップすることはできないからです。

でも、私初任者研修の教科書を見てもよくわからないわ。っていうか開けた瞬間にzzzってなるわ。

櫻琴音
櫻琴音

教科書を見るのが苦手なあなたでも、着脱介助のコツ(基本)を直感的に理解できるように図解を多めに解説しています。

着脱介助の6つのコツを明日から使うと、少なくとも1分程度は着脱介助のスピードがアップします。

介助スピードがアップすると上司や先輩から頼りにされる!!

着脱介助のスピードが上がれば、あなたは介護業界の「オールスター」の1人になれることは間違いないです。

この記事を読んでわかること
  • 着脱介助をスピードアップさせるコツ
  • 着脱介助で服を着せる順番と服を脱がせる順番。
  • 利用者様が気持ち悪くないリハビリパンツのはかせ方
ポイントは人間の各体の動きを観察することです。

今回は、着脱介助のコツだけでなく服の種類別で介助の手順も解説しています。

利用者様が着ている服の中には介助しにくい服もあります。


介助の基本がわかっていれば、介助しにくい服でもノープロブレムです。

櫻 絢音の実績
  • 10年以上デイサービスで介護士として勤務。
  • 社会福祉士
  • 介護福祉士
  • 新人介護士に入浴介助の指導経験あり
  • ガイドヘルパー(全身過程)

目次だよ❤︎
  1. 意外と時間がかかる着脱介助のあれこれ【着脱介助の極意3原則】
  2. これで怖くない!!着脱介助をスムースにする6つのコツ
  3. 服の種類別着脱介助がスムーズになるコツと手順
  4. まとめ
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意外と時間がかかる着脱介助のあれこれ【着脱介助の極意3原則】

入浴ではじめにする介助、着脱介助。

自分で服を着脱するのは普通にできるけど、他人のは意外と時間がかかります。

着脱介助するのに時間がかかるのはなぜ?

  • 利用者様の肩や肘など、体がどこまで動くか分からない。
  • 介助するときに「痛くはないかな」と心配になる。
  • 利用者様が伸びにくい服をきている。
  • 利用者様がどこまで「服を脱ぎ着する」のを理解しているか分からない。
  • 他人の服を脱がすのが気が引ける(失礼なことをしているような気がする。)

新人介護士さんなら、利用者様の体に触れるのも怖いですよね?

慣れてくれば、利用者様のことがわかってくるので時間も早くなります。

新人介護士でも着脱介助をスマートにするには「コミュニケーション」が鍵になります。

着脱介助がスムーズになる基本3原則【利用者様とのコミュニケーションを大切に】

この3つの原則ができていないと利用者様が不快に感じたり、怪我をさせたりします。

新人介護士でもこの3つを達成させるポイントがコミュニケーションなんです。

たとえば・・・

  • どこまで肩が上がるか分からないので「痛くないですか?」と声かけをする。
  • ご自分でズボンを脱げるかどうか分からないので、「ズボンはお手伝いします」と声かけをする。
  • 利用者様が靴下を脱ぎにくそうにしているので「お手伝いしましょうか?」と声掛けする。

コミュニケーションは「着脱介助の潤滑油」です。

コミュニケーションは言葉だけでなく、利用者様の動きから心情を読み取ること(非言語的コミュニケーション)も含まれます。

利用者様の動き・言葉をみながらあなたも必要な声かけをしてください。

あなたは大丈夫!?NGな着脱介助の積み重ねが入浴拒否に・・・【コミュニケーション不足が原因です。】

着脱介助の時に利用者様とのコミュニケーションが不足すると様々な弊害があります。

声かけが不足すると、利用者様の動かせる範囲以上に体を動かしてしまします。

声かけ不足は「テキトーな着脱介助」になりがちです。

すると、体を痛めたり怪我をさせたりします。

気持ちよくなるために入浴するのに、「痛い思い」をさせるのは本末転倒ですよね?

声かけが不足すると「自分でできる」ところも介助してしまいがちになります。

全ての利用者様が「上の服は自分で着れるよ」と言ってくれるわけではありません。

あなたから「これはできますか?」と声かけをする必要があります。

たとえば、上の服を着れるのであればその間にあなたは靴下やズボンを介助することができます。

そういったスキマ時間も利用すると着脱介助の時間が少なくてすみます。

歳を重ねれば重ねるほど「お風呂に入るのがめんどくさい」と感じるようになります。

基本的には利用者様はデイサービスでも入浴するのはめんどくさいのです。

「お風呂めんどくさい」の裏に隠されたメッセージ

  • 寒い
  • 痛い
  • 服の着せ方が雑
  • しんどいのに無理やり入浴させられた
  • 職員から偉そうに言われる

「お風呂がめんどくさい」という言葉の裏に、過去の入浴で嫌な思いをしたことが原因の場合があります。

利用者様の言葉だけを追うのではなく、「本当に思っていることなんなのか?」を追求していくことも必要です。

着脱介助基本3原則

  • 声かけしながら
  • 自立支援を促して
  • 素早く、丁寧に

これだけを見ると簡単そうに見えますが、次々と利用者様の入浴介助をしているうちに忘れがちになります。

「これで大丈夫だろう」と思っているのはあなただけ。

実は「あれが嫌だった」利用者様は思っている場合があります。


その日の入浴業務がタイトな日ほどこの3原則を意識してください。

櫻絢音
櫻絢音

着脱介の基本3原則はどの利用者様を介助する時にも意識して下さい。

これで怖くない!!着脱介助をスムースにする6つのコツ

6つのコツを解説する前に、着脱介助の流れと荷物の確認を把握しておきましょう。

6つのコツを知っていてもこの2つを行えていないと着脱介助をスムーズに行うことはできません。

着脱介助でも、ズボン、上着(前開きできる)、上着(かぶる)でコツが変わるのでそれぞれのコツと手順を解説します。

櫻絢音
櫻絢音

着脱介助はあなたがイメージした通りにしかできません。だから、事前準備が必要なのです。

着脱介助の流れ

無駄の少ない一般的な着脱介助の流れは以下の通りです。

服を脱がせる順番
服を着せる順番
  1. 上服脱がす
  2. 肌着を脱がす
  3. バスタオルを上半身にかける
  4. 靴を脱がせる
  5. 靴下を脱がせる
  6. 利用者様に立ってもらっている間にズボン、パッチを膝まで下ろす
  7. 利用者様に座ってもらってズボン、パッチを完全に脱がす
  8. リハビリパンツを脱がす
  9. 入浴場へ移動
  1. 肌着を着せる。
  2. リハビリパンツをはかせる
  3. 上服を着せる
  4. 上服、肌着の腕の部分のねじれを直す。
  5. ズボン、パッチを膝まであげる
  6. 靴下をはかせる
  7. 靴をはかせる
  8. 利用者様に立ってもらっている間にパッチ、ズボンを腰まで上げる(その時にお尻に塗る薬も塗る)
  9. 気持ち悪いところがないか利用者様に尋ねる。
  10. 整髪、ドライヤーをして終了

櫻絢音
櫻絢音

利用者様のこだわりやADLで順番が変わることがあります。

着脱介助をする前に利用者様の荷物の確認をしよう!!

着脱介助をする前に必ず、洗濯に出す服と入浴後に着替える服を分けれれるように準備してください。

この準備が不十分だと、

  • 洗濯に出さないといけない汚れた服を再度着せてしまう。
  • 利用者様の持ち物が紛失する。
  • 利用者様のカバンの中がぐちゃぐちゃになってしまう。
  • 他の利用者様の衣類を着せてしまう。
  • 他の利用者様の持ち物と入れ違えてしまう。

利用者様や家族様からクレームをいただくことになります。

せっかく頑張って入浴介助したのに、その日の最後に家族様からのクレーム聞くと次の日も楽しく仕事をすることができないですよね?

利用者様の持ち物トラブルをなくすためのルール
  • ご本人の持ち物を1箇所に固めておく。(靴も)
  • 洗濯するものは脱いだらすぐにビニール袋に入れておく。
  • 入浴後、着る順番に服をカゴに置いておく。
  • 入浴後に着替えるもの、もう一度着るものを把握しておく。
  • タオルや持参のシャンプー類など、浴室に持っていくものはご本人の体と一緒に移動する。
  • 使い終わったご本人の持参物は手が空いたらすぐにかごへ戻す。
事業所によって変わるルールもあります。細かいところは上司に聞いてくださいね♡

櫻絢音
櫻絢音

デイサービスで入浴して、他の人のパンツをはいてしまうのって気持ち悪い!!

【これで先輩からの無言の圧力回避】着脱介助がスムーズになる6つのコツ

着脱介助の流れと利用者様の荷物確認ができたら実際に着脱介助に入っていきます。

この6つのコツはどんな状態の利用者様にも通用するコツです。

コツというより脱衣介助の基本ですね。

【コツ1】必ず声かけをする!

声かけは「次、この服を脱ぎますよ」と利用者様に伝えるものです。

私たちは、自分で服を脱ぐ時「次は靴下を脱ごう」と思って脱ぎます。

でも、利用者様の介助をする場合あなたが脱がせることになります。

声をかけないで介助すると利用者様はびっくりしてしまうことになります。

【着脱介助時に声かけしないと・・・】

櫻アリス(介護士役)
櫻アリス(介護士役)

先に、上の服から脱がそう。

櫻アリス(介護士役)
櫻アリス(介護士役)

・・・・・

キャっっっ!!

櫻絢音(利用者様役)
櫻絢音(利用者様役)
櫻アリス(介護士役)
櫻アリス(介護士役)

ごめんなさい!!

びっくりしたーー!!

櫻絢音(利用者様役)
櫻絢音(利用者様役)

場合によっては利用者様を怒らせることもあります。

次の介助をする前に必ず声かけをしてください。

【コツ2】転倒・転落しないように椅子に座ってもらう【寝たきりの方はストレッチャーに横になってもらう】

どんなにお元気そうな利用者様でも、若い頃に比べると脚の筋力は低下しています。

つまり、転倒しやすくなっています。

服を着脱するとき、体の重心が動くので利用者様自身で体を支えきれないこともあります。

どんなにお元気な方でも基本的には椅子に座ってもらいましょう。

ズボンやパッチ、下着類を脱ぐときは一度立たないと脱げません。

利用者様の側からいつでも支える状態にしておくか、様子観察をしてください。

万が一、利用者様が体のバランスを崩した時はすぐに支えられるようにしておきましょう。

入浴時にバランスを崩しやい動作

  • 服を着る。
  • 移動する方向を変える。
  • 立位。
  • 座位を取る。
  • 車椅子から特浴のチェアーに差し替え
  • 湯船に浸かる(一般浴)

次の動作に移るときは、利用者様の動きを見て次の状態を予測します。

  • 「足の位置が悪いからすぐにバランスを崩す」→「もう一回座ってもらって経ち直してもらおう」
  • 「今日は足の運びが悪いから浴槽でつまづきそう」→「浴槽をまたぐときだけ介助するかな」
  • 「朝から右への傾きが強いから湯船で溺れないかな」→「湯船に浸かっている間、右脇のスキマを埋める何かがないかな?

入浴の声かけをして椅子に座ってもらうまでに利用者様の体の動作を見ることができます。

その時の動作から入浴時の様子を予測して、予め対策を立てておきましょう

【コツ3】できない部分だけを介助する【自立支援】

なんでも介護士が介助すると利用者様ができることが少なくなるだけでなく、着脱介助に時間がかかってしまいます。

着脱介助に時間がかかると、利用者様の負担も大きくなります。

利用者様のできない部分だけをお手伝いして、その他はご自分で着脱していただきます。

介護士が支援すべき着脱介助の例

  • 上服、肌着の後ろ部分を伸ばす
  • 靴下、靴の脱ぎ・はき
  • 片麻痺の方の健側の着脱介助
  • ズボン、パッチの上げ下ろし(特に後ろ部分)
  • 認知症の方に次に着る服を渡す


利用者様が衣服を脱ぎ着するときにやりにくそうにしているところを支援します。

これがいわゆる「自立支援」です。

自立支援の難しいところは、同じ利用者様でもその時によってご本人ができることが変わる点です。

「あっ、今日は靴下はくのに時間がかかっているな」と思ったら足のつま先部分だけ入れるという支援をします。

【コツ4】着患脱健【超重要】

脳梗塞などで片麻痺のある方の着脱介助するときは「着患脱健」です。

「着患脱健」とは、健側(麻痺のない方)から脱いで患側(麻痺のある方)から着るという服を着せる順番のことです。

患側は基本的には動かせません。

動かせない患側を無理に動かそうとすると、利用者様に痛みを感じさせたり、骨折させたりする可能性があります。

「着患脱健」は介護士ならば絶対に忘れてはいけない介助の基本です!!

櫻絢音
櫻絢音

どちらが患側で、健側かはその方の体の状態によります。

【コツ5】マヒ・拘縮(筋肉や関節が固っている部分)の介助は慎重に!!

患側は麻痺や拘縮してます。

しかも、健側と比べて非常に弱くなっています。

患側の具体的な弱さ

  • 怪我をしやすい。
  • 怪我をしても治りにくい。
  • 血液が流れにくい。
  • 冷えやすい。
  • 動かしにくい。
  • 見えにくい(半側空間無視)
  • むくみやすい。

人によってはちょっと肌着が擦れただけで、皮下出血(青タン)ができます。

麻痺部分を介助する時は慎重に介助しましょう。

【コツ6】服の生地がどのくらい伸びるか?

これに関しては、介助に入って経験を積むしかありません。

もちろん、服の材質によって伸び縮みします。

しかし、利用者様の服の好みであまり伸び縮みしない服で着脱介助しないといけない場合もあります。

伸び縮みするかしないかは着脱介助のスピードに大きく影響します。

服の種類別着脱介助がスムーズになるコツと手順

ここからは、着脱介助をスムーズにするを解説します。

ここで大切なのは「手順」

つまり、服を脱いだり着たりするときの順番です。

この順番が入れ違っていたり逆だったりすると、介助しにくくなります。

着脱介助だけをスムーズにしようとしても入浴介助全体の流れを把握しないとスピードアップはできません。

入浴中、特に洗身・洗髪介助の流れを把握しておきましょう。

できれば、「この利用者様は洗身・洗髪介助を完了するのに15分かかるな」など介助にかかる時間も予測できるようになれば着脱介助は気持ち、時間ともに楽になります。

浴槽に出たからやることが意外と多いです。

塗り薬が多いと「早くやらないと」と焦ってしまします。

利用者様が湯船から出てこられる直前に入浴後に介助することを確認しましょう。

ここでは服の種類別で着衣介助、脱衣介助のコツと手順を解説します。

このコーナーでわかること
  • 上服(前開き)の着衣、脱衣介助の手順
  • かぶる上服(トレーナーなど)の着衣、脱衣介助の手順
  • ズボンの着脱介助
  • リハビリパンツのはかせ方
今回は介護度2〜3程度のイメージです。

着脱介助で一番気にしないといけないことは「着患脱健」です。

前開き上服の着脱介助をスムーズにするコツと手順

まずは前開きのできる上服の着脱介助のコツと手順です。

着衣介助

前開きの上服(肌着含む)の着脱介助がスムーズになるコツと手順は以下の通りです。


この流れが基本になります。

利用者様のこだわりや家族様から希望で応用しないといけない場合があります。

様子観察と声かけをしながら介助してください。

基本的にはズボンを下ろしたり、特浴用のチェアーに乗り換えていただく時以外は椅子に座っていただいてください。

服を脱ぐときに利用者様は体のバランスを崩しやすく、転倒しやすくなります。

ボタンも基本的には利用者様自身にやっていただきます。

もしできなかったり、外すのにあまりにも時間がかかる場合はお手伝いします。

最近は、「マジックテープ」式のボタンの服、肌着もあります。

片麻痺の方の場合、健側の肩から脱いでもらいます。

健側の肘部分が脱げたら、あとは患側の脱いでもらいます。

上服の脱衣介助は健側の介助ができたら後は簡単です。

患側の肩から上服を脱がします。

後はそのまま肘から脱がしてください。

上服の脱衣が完了したら、バスタオルもしくはタオルを肩からかけてください。

特に女性の場合、高齢者といえどもプライベートゾーンをさらすのは恥ずかしいです。

また、冬場は寒いのでバスタオルをかけるだけで利用者様の「寒さ」は和らぎます。

脱衣介助

前開きのする上服の着衣介助がスムーズになるコツと手順は以下の通りです。

着衣介助と流れは逆になります。

これも利用者様のこだわりや家族様の希望で応用しないといけないことがあります。

様子観察と声かけしながら介助してください。

着衣介助と同じく湯船から出てあがり湯をした後、椅子に座っていただきます。


着衣するときも体のバランスを崩し、転倒しやすくなります。

着衣介助をする前にすることがあります。

着衣介助をする前にすること

  • 全身をバスタオルで拭く(濡れているところのないように)
  • 塗り薬の塗布、貼り薬の貼付
  • 入浴後の処理(褥瘡など)

着衣をするときは患側から介助していきます。

まずは袖口部分を一旦肘まで通します。

この時、できるだけ肩部分まで袖を通しておくと健側の着衣介助が少しだけ楽になります。

高齢者の肩ってあなたが思っている以上に上がりません。

患側の着衣が完了したら健側の袖を通します。

この時、上服を健側にできるだけ送り込んでおくと肘まで通しやすくなります。

健側の肘まで通したら肩まで通します。

両肩を整えてください。

女性用の上服の場合、肩パットがある場合があります。

両肩を整える参考になります。

両腕を通すことができたら、ボタンを止めます。

ボタンもできればご自分でしていただくように声かけをしましょう。

最後に袖口部分を回してねじれを直します。

かぶり上服の着脱介助をスムーズにするコツと手順

次にかぶり上着の着脱介助のコツと手順です。

かぶり上着は生地が硬いと着せにくいです。

着衣介助

かぶり上着の脱衣介助がスムーズになるコツと手順は以下の通りです。

こちらも利用者様のこだわり、家族様の希望で応用させないといけないことがあります。

前開き上着と同様に、まずは椅子に座っていただきます。

服の種類に関係なく着脱するときはバランスを崩し、点灯しやすくなります。

健側から脱ぐのも、前開き上服の脱衣介助と一緒です。

次に上服の首部分をあたらから脱がせます。

セーターなどの伸び縮みさせやすい素材の場合は、先に頭から抜いても構いません。

最後に、残った患側側の肩と腕を脱がせます。

脱衣介助が完了したら利用者様にバスタオルもしくはタオルを肩からかけておきます。

特に女性の場合はプライベートゾーンをさらしたままだと恥ずかしいです。

冬場は、バスタオルやタオルをかけるだけで寒さを和らげることができます。

脱衣介助

かぶる上服の着衣介助がスムーズになるコツと手順は以下の通りです。

着衣介助と流れは逆になります。

これも利用者様のこだわりや家族様の希望で応用しないといけないことがあります。

様子観察と声かけしながら介助してください。

着衣介助と同じく湯船から出てあがり湯をした後、椅子に座っていただきます。


着衣するときも体のバランスを崩し、転倒しやすくなります。

着衣介助をする前にすることがあります。

着衣介助をする前にすること

  • 全身をバスタオルで拭く(濡れているところのないように)
  • 塗り薬の塗布、貼り薬の貼付
  • 入浴後の処理(褥瘡など)
櫻絢音
櫻絢音

前開き上服でもかぶり上服でも、着衣介助を始める前にすることは変わりません。

まずは患側の腕を通します。

腕部分全体を袖口部分で「ドーナツ状」にすると通しやすくなります。

患側の腕部分をできるだけ肩まで上げておきます。

健側の着衣介助がしやすくなります。

次に頭を通します。

セーターなど伸び縮みしやすい素材の時は、先に健側を入れてから頭を通しても構いません。

健側の腕を通します。

その後、上服を下に下ろします。

上服の腕がねじれているので、袖口部分を回してねじれを直します。

肩の位置も合わせておきます。

着衣介助が完了したら、利用者様に気持ち悪いところがないか確認の声かけをします。

ズボンの着脱介助をスムーズにするコツと手順

ズボンに関しては「できるだけ利用者様が立つ回数を減らすこと」がポイントです。

パッチやパンツを着脱するときも同様です。

ただし着脱の際、デリケートゾーンがさらされることになるのでバスタオルをかけるなど「羞恥心の配慮」もしてください。

櫻絢音
櫻絢音

今回は立位できる前提でのお話になります。

脱衣介助

ズボンやパッチに関しても、上服と同様「着患脱健」が基本です。

ズボン、パッチの着脱介助の手順は以下の通りです。

それでは、詳しく解説していきます。

脱衣室までお誘いして、椅子に座る前にズボンを下ろすとスムーズに脱衣介助ができます。

ただ、利用者様によっては気分を害されたり、転倒のリスクが高くなる方もいらっしゃるので声かけしながら介助してください。

利用者様が立っている間にズボンを膝まで下ろします。

このとき、可能であればパッチとパンツも下ろしておくと次の介助が早くなります。

ただし、利用者様のデリケートゾーンを一気に晒すことになるので声かけしながら介助を行ってください。

膝までズボンを下ろしたら、転倒しないようにいったん椅子に座っていただきます。

次に健側の脚からズボンを脱がせます。

それから、患側の脚からもズボンを脱がせます。

ズボン、パッチ、パンツを脱がせたら脱衣介助は完了です。

入浴場まで利用者様のご案内してください。

着衣介助


では、ズボンをあげるときの手順を見てみましょう。

ズボンの着衣も同様に立つ回数をできるだけ少なくしましょう。

ただし、湯船から上がってきた状態だとデリケートゾーンをさらしている状態になっています。

できれば、最初にパンツやリハビリパンツを着ていただくと利用者様の羞恥心の配慮をすることができます。

ズボンの着衣介助をする前にズボンの前後確認をします。

ズボンの前後が反対だともう一回着衣介助をしないといけなくなるので時間のロスになります。

櫻絢音
櫻絢音

女性ものの下着やパッチは前後がわかりにくいです。基本的にはお腹の当たりが丸まってる部分が前です。

足先から着衣介助をするので椅子へ座っていただきます。

たったまま着衣していただくと体のバランスを崩しやすく、転倒するリスクが上がります。

ズボン、パッチも患側から着衣します。

これも上服の時と同じですね。

次に健側も着衣介助します。

両足が出てきてなおかつ、膝まで上げてください。

パッチ、ズボンが膝まで上がっている状態だと、利用者様に1回立っていただくだけでズボン、パッチをあげることができます。

何回も立位させるのは利用者様の負担になります。

また、立位していただく前に靴下と靴もはいていただきます。

この時に腰や臀部など、座っている状態だとできない塗り薬の塗布や貼り薬の貼付を行います。

それからズボンを腰まで引き上げます。

男性の利用者様で「上げすぎると(男性のデリケートゾーンが)痛い」という方もいます。

痛くないか利用者様に確認しながら、ズボンの上げ具合を決めます。

最後にズボンがずれていないか確認すれば、着衣介助は終了です。

全ての着脱介助を終えたら「気持ち悪くないですか?」と確認しておきます。

【下着と一緒!ガバガバは気持ち悪いのよ】リハビリパンツのはかせ方

あなたは、リハビリパンツをどのようにはかせていますか?

えっ、普通にはかせてるって!?

実は、リハビリパンツってはかせ方があるんです。

リハビリパンツは下着と一緒♡

あなたはサイズパンツをはいてガバガバだったり、キチキチすぎるとどうですか?

パンツがガバガバ、キチキチだと・・・

  • 歩くたびにパンツがずれてくる。
  • パンツがお尻に挟まって違和感がある。
  • お腹の当たりが苦しい。
  • パンツのゴム部分が蒸れて痒くなる。
  • 人前なのに、頻繁にパンツをはき直したくなる。

つまり、気持ち悪いんです。

リハビリパンツも同じで、ガバガバだったりキチキチすぎたりすると気持ち悪いんです。

NGなリハビリパンツ
  • 大きすぎる
  • 小さすぎる
  • ゴムがキツすぎたり、ゆるすぎたりする。
サイズの合っていないリハビリパンツは気持ち悪い!!

デイサービスの場合、リハビリパンツを用意するのは家族様。

着脱介助中に「このリハビリパンツあっていないな」と思ったら、家族様に報告しましょう。

櫻絢音
櫻絢音

適切なリハビリパンツは、基本的にご本人にとって少し小さめぐらいが小さ目ぐらいがちょうど良いです。

【なぜ、普通にリハビリパンツをはかせるとダメなの?】高齢になると、お肉がだるんだるんに垂れてくるから。

まず初めに利用者様(高齢者)のお体(下半身のお肉のつき方)の特徴について見てみましょう。

基本的に年齢を重ねるたびにお肉がだるんだるんに垂れてきます。

よほど、筋トレをしている方ならともかく・・・・。

ほとんどの高齢者が外出するのも億劫になりがちです。

運動不足になると、お肉が垂れてきます。

私たちが普通にパンツをはく感覚で、利用者様にリハビリパンツをはかせると垂れてきたお肉がそのまま。

つまり、「下着をきっちりはけていない」気持ち悪い状態なのです。

このたれたお肉をリハビリパンツの外に出すのがポイントです。

具体的にどのようにリハビリパンツをはかせると、きっちりはかせられるの?

櫻琴音
櫻琴音

利用者様が気持ち悪くないリハビリパンツのはかせ方


まずは縦、横に伸ばします。

リハビリパンツのサイズはS、M、L、LLといったように細かくサイズがあるわけではないからです。

リハビリパンツはゴムを伸ばしすことでその人に合わせたサイズに調整することができます。

リハビリパンツを伸ばしたら、利用者様の腰のあたりまではかせます。

このままだと、お腹と太ももの垂れたお肉がリハビリパンツの中に残ったまま。

下着がきっちり穿けていない状態になっています。

リハビリの太もものつけに部分を左右に軽くひっぱることで垂れたお肉を外に出すことができます。

垂れたお肉を外に出すとまだ、リハビリパンツは上にあげられます。

最後にリハビリパンツをもう1回あげましょう。

これで、きっちり「下着をはけている」状態になります。

櫻絢音
櫻絢音

ここまでやっている介護士さんは少ないです。これをやるだけで他の介護士さんより「気持ちのいい」着脱介助ができるようになりますよ!!

まとめ

急がば回れ、基本に立ち戻ると意外と問題解決できるのは着脱介助も同じです。


介助の応用は基本ができてこそできるからです。


これを明日から実践して、着脱介助のスピードアップをしていってください!!

この記事を書いた人
櫻 絢音

はじめまして、絢音だよ❤︎

10年以上社会福祉士、介護福祉士としてデイサービスで介護をしています。

デイサービスで常勤の介護士→看護学校受験すべて不合格→派遣社員で介護士→再度看護学校の受験すべて不合格→看護師の道は諦めて再度正社員介護士に。

介護の仕事は「人に生きる喜び」を提供できる素敵な仕事です。

・利用者様に「ありがとう」と言われる。
・家族様から「助かったわ」と言われる。
・自宅では入浴できない利用者様がほっこりとしてお顔で湯船に浸かられる。

社会貢献でありながら、お給料もいただけるのは福祉職だけです。

しかし、SNSやブログを見ているとマイナスな情報が溢れています。せっかく、社会貢献の仕事をしているのに愚痴を言いながら仕事するのはもったいない!!

そんな思いでこのブログを開設しました❤︎

このブログでは

・介護スキルの基本的な知識。
・櫻絢音の失敗談、成功体験
・介護福祉士資格を目指す方への勉強方法

を発信していきます!!

施設内研修でも使えるように内容、構成を作っています。

是非、お使いいただければと思います。

今日もいい日だ〜!!

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