結論:ブラック企業の求人票にはいい香りがします。穴が空くほど、求人票を見よう。会社訪問をするとさらにブラック企業の香りが見れますよ。
まずはじめに、あなたに質問です。
はい・・・、なるほど・・・、うんうん・・・。
あなたも好きですね〜☆
- ブラック企業がどんなものか自分の体で体験してみたい。
- パワハラとかセクハラとかで心身消耗してみたかった❤︎
- ブラック企業に入りたくて仕方がない‼︎
そんな方に朗報です。
なんと、今すぐその願いを叶えられそうです!!
ポイントは求人票を見ることです!!
ブラック企業の求人票を見ると・・・
ぷんぷん
ぷんぷんと
いい香りがします。
実はブラック企業の求人票には特有の「臭い」があるんです!!
なぜなら、ブラック企業は常に人手が足りなくてスタッフを欲しがっているからです。
介護業界はさらにその傾向が顕著です。
今回は介護施設のブラック企業を見つけるための臭いの嗅ぎ分け方をお伝えします。
・求人票でブラック企業が好きな言葉。
・ブラック企業に就職する方法。
・ブラック企業以外の就職先を見つける方法。
今回はブラック企業の見つけ方なので、ブラック企業に就職したい人、したくない人両方ともに有益な記事となっています。
【あなたの会社は当てはまっている?】3つのタイプのブラック企業
ブラック企業・・・
なんとも言えない響きです。
でもブラック企業に明確な定義はありません。
なんとなく「ブラック企業」という言葉が浸透しています。
今回は直感的に理解できるように分けてみました。
この3つのタイプのいずれかに当てはまるか?あるいは複数当てはまるか?を振り返ることでブラック企業から離れるきっかけになります。
あるいは、これから就職・転職する人がブラック企業に入らないための参考になります。
【ブラック企業①】使い捨て型
「社畜」と呼ばれる人が働いている職場の典型です。
使い捨て型ブラック企業
- 明らかに処理しきれないノルマを課す。
- 時間外労働を強いる。
- 時間外労働をしてもほとんど残業代がつかない。
使い物にならなくなったら、別の社員と入れ替えると言う感じですね。
いくらでも替わりはきくと言う考え方ですね。
もっと悪質な会社になると、もう働けないのに引き留めが激しくて辞められない会社もあります。
【ブラック企業②】無秩序型
コンプライアンス意識の低い会社で見られます。
無秩序型ブラック企業
- 毎日、上司や先輩に怒鳴られる。
- 自分のやり方を全て否定される。
- 卑猥な話をされる。
- 上記のような状態をさらに上の上司に相談しても改善しない。
私の元職場では女性介護士で、同僚の男性介護士から半年にかけて隠し撮りをされていたことがありました。当時の上司は報告を受けてからすぐに動いたので解決することができました。
ちなみにその男性介護士は別の施設に異動。異動後、半年ほどで退職しています。介護業界の場合、人材不足から退職させにくいのが実情です。
「ハラスメント」の難しいところは「本人がどう感じているか?」ということ。相談しても「あなたの捉え方が悪いんじゃないの?」と言われる場合があります。
【ブラック企業③】選別型
できるだけ多く採用して、過度のノルマや仕事を課す。残った人材だけを残すのが選別型です。
ただし、会社によってはそもそもの労働契約で説明している会社もあります。この場合はブラック企業ではありません。
ちなみに絢音の職場は「使い捨て型」の引き留めが厳しい会社でした。
毎日朝7時から夜10時まで「昨日寝てねー」って言いながら、仕事をしても残業代は出ませんでした。しかも、「もう体ボロボロです。」って上司に相談しても「日中に完結するのがあなたの仕事でしょ?それは、あなたの仕事効率が悪いからだ」と言われるだけでした。
「もう耐えられない」と思って上司に退職の相談。すると、「今の仕事量がきつかったら、部署異動で様子見てみよう」って退職の意向を相談してから実際に退職するまでに2年以上かかりました。
「辞めたい」と決意したら何があっても曲げない気持ちが大切です。
【ブラック企業の見分け方】求人票にはいい香りがする!?
ブラック企業に入るためにできる一番簡単なこと。
それは
求人票を見ることです。
求人票に穴が空くまでじっくり
じっくりと見ましょう。
求人=企業が社畜にしたいと思っている人材を確保する。
ということです。
だから、求人票にはその匂いがぷんぷん匂ってきます。
ブラック企業の求人票には香ばしい匂いがします。
爆笑間違いなし。ブラック企業の見分け方おすすめ動画。
今回は動画を参考にこの記事を作成しました。
求人票で見分けるブラック企業の見分け方を解説してくれます。
「俺、残業続きで寝てない」
「残業代なんかもらったことねー」
という会話をしたい方はぜひご覧ください。
ブラック企業に入りたくない方も、ブラック企業の見分け方ととして、その反対のことをすればOKです。
もうブラック企業で、働きたくないよ〜。
穴が空くまで求人票を見る!素敵なブラック企業が大好きな言葉の特徴5選
求人票をよく見ると、ブラック企業が好きな言葉の特徴が見つかります。
その言葉を見つけることで「ここ本当に大丈夫?」と調べるきっかけになります。
これらの言葉がある求人票を見かけたらチェック!!
ブラック企業が求める人材がよくわかります。
ブラック企業の好きな言葉をそれぞれ深掘りします。
【ブラック企業が好きな言葉の特徴①】大量に未経験者を採用している。
求人票でもよく見る謳い文句「新施設オープンのため 新人積極採用中」。新聞の折り込み広告なんかでもよく見ます!
新施設オープン?
綺麗な建物だし行っちゃおう‼︎
体力だけが取り柄の新人職員。誰が仕事を教えるんでしょうかね?「ググるしか」ってなってしまいます。
- 「新人職員積極採用」
- 新人職員はほったらかしにされる
- 自己流で仕事を覚える。
- 使い物にならなければさっさと切り捨てて別の新人職員を採用する。
介護職で「ググるだけ」っていうことはないでしょうが、いつでも介助の仕方を相談できる教育係はいなくなります。転倒事故が多くなったり、間違った介助方法で仕事をやり続ける職員が増えてきます。
いつまで経っても介助できない職員ばかりでいつも先輩がバタバタしているそのうち、上司や先輩は疲れ果ててしまいます。人間疲れると、どんなに素敵な上司や先輩でもコミュニケーションが荒くなります。
ブラック企業の特徴の一つパワハラやセクハラの原因の一つがコミュニケーション不足。どんなにコミュ力高い先輩でも新人だらけの職場で教育しながらやっていくってハードすぎるんです。
未経験者を育てるって時間や労力が大きいんです。
【ブラック企業が好きな言葉の特徴②】頻繁に繰り返し求人を出している。
よく使われる言葉が「定員になり次第締め切ります」。あえてこんな言葉が必要だと思いますか?
ブラック企業は頻繁に人材不足になります。すぐに人が辞めるからです。辞めた分また採用活動しなければならない。だから、頻繁に採用活動をします。
「定員になり次第締め切り」
そんな言葉を使われると…
意外といい求人。
すぐに応募しなきゃ採用が締め切られてしまう!
と冷静に考える時間を与えずに採用申し込みさせるように誘導するのです。よく見ると、頻繁に求人票を出していることが多いのです
ヘッヘッヘ。
また、社畜を集めてやるぜ。
どうせすぐ辞めるだろうから、
「定員になり次第締め切り」と書いておけば集まるだろう。
あっ、やっと求人票が見つかった。
最近、コロナの影響で求人自体見つからなかったのよね。
「定員になり次第締め切り」!?
すぐに応募しなきゃ!!
数週間後
あー、毎日4時間残業でしかも上司からいつも怒鳴られまくってる。
今日も会社行くの嫌だな〜。
【ブラック企業が好きな言葉の特徴③】曖昧なキャッチコピーで売り込んでいる。
代表的な言葉が「アットホームな職場」です。大手転職サイトリクナビネクストによれば、求人広告を掲載するのに最低でも18万円の費用が必要!大きな投資です。
仕事を探している人が関心のある情報
- 仕事内容
- 有休消化率
- 研修体制
- 昇給
- 賞与
働く人の関心のある情報を割いてでも
アットホームな職場!!
を主張!!素敵なブラック企業の香りがぷんぷん匂ってきませんか?
つまり、働くのに魅力的な情報がないんです。
【ブラック企業が好きな言葉の特徴④】当たり前のことをドヤる!
求人票に福利厚生の欄に「社保完備」だけが踊っている時はブラック企業の匂いがぷんぷんしています。
社会保険って一定以上の従業員数がいる会社は法的完備しないといけないものです。
したがって、福利厚生が「社会保険完備」だけが1人踊りしているということは実際には福利厚生がないのと同じです。
1人だけで踊れるぜ。ヒャッホー
【ブラック企業が好きな言葉⑤】求める人物像:素直な人、根性のある人、体力のある人(会社に都合のいい人材)
素直な人=会社の言うことをなんでも聞いてくれる都合の良い人材
根性のある人=上司からパワハラ、セクハラを受けてもポジティブに受け取ってくれる人材
体力のある人=どれだけ残業させても倒れない人事。
完全に会社にとって都合の良い人材です。
「長所を教えてください。」という質問は就職面接ではよく聞かれるありふれた質問です。
具体的に「自分の長所はなんなのだろう」ということを分析せずにただ「体力があるから」というだけでその求人に応募するとブラック企業に働けるようになります。
ブラック企業が欲しがる人材の長所
- 学生時代、アルバイト(日中の仕事)で病欠にならずに皆勤賞をもらった。
- 友達の相談事を相槌をうちながら共感して聞くのが苦にならない。
- 基本的には上司や先輩から言われたことは「はい、喜んんで」と仕事を受ける。
あなた自身がブラック企業に適しているだけではなく、さらに他のスタッフをブラック企業にとどめておける人材になる最優秀「社畜」ということになります。
長所を会社のベネフィットにどう繋げるか分析せずに入社すると、自然にブラック企業に入ることができます。
ブラック企業に入りたくない時は、自分の長所をその会社で本当に活かせるのかイメージすることが不可欠です。
ブラック企業に入る最大のメリットは、就職活動中に自己分析をほとんどしなくても入社しやすい点ですね。その後のことはご想像の通り・・・・。
「アットホームな職場」はブラックな介護施設がよく使う言葉
「アットホームな職場」
介護施設の求人票を見るとよく見られる言葉です。
その言葉に惑わされると、あなたもブラック企業へ見事に入社することができます。
他に「働きやすさ」をアピールするための材料がないので、「アットホームな職場」と言う言葉を使うしかないと言った方が正確です。
NO MORE ブラック企業!!
ブラック企業って求人票で独特の臭いがあります。
特に介護施設は他の業界と比べると人手不足がひどいので、「ブラック企業」臭を消そうとしても消しきれません。
さらに、ブラック企業を確実に見つける方法。
それが「施設(企業)訪問」です。
ブラック企業かどうか見極めたいなら企業訪問するのが確実。
ブラック企業かどうか見極める1番の方法が企業訪問です。
企業訪問でブラック企業かどうかを見極めるポイント
- 企業訪問を断られる(ほぼ確定)
- 事務所に行くと私服で出勤(休日出勤)している職員がいる。
- 職員の顔が疲れている。
- 床に落ちているゴミが放置されている。
- 利用者様をあだ名、「ちゃん付け」で読んでいる。
- 挨拶しても返してくれない。
ブラック企業というのは、経営者だけが悪いのではなく会社全体がブラック企業の文化を作り上げています。
つまり、ブラック企業はその時だけなんとかしようとしても隠しきれないのです。
本当にブラック企業かどうかは直接あなたの目で見て判断するのが確実です。
訪問した会社で働くかどうかは、あなたが選択できます。
会社訪問したら矛盾だらけだった件(ロールプレイ)
これは、実際に絢音が派遣先の会社訪問をしたときの話です。前の派遣先が契約終了になり次の派遣先を探さなければいけません。派遣会社のコーディネーターさんと一緒に、派遣先の施設を見学して、一通り説明を受けてこれから帰るところの話です。
結構良い感じの施設ですね。職員さんは笑顔で出迎えてくれるし、入浴の設備は新しいですし。
実は、ここの施設は当社の派遣スタッフも現在働いている人がいるんですよ。同じ派遣会社の人が働いていると心強いですよ。
本当ですね。
その職員さんがどんな人かはわかりませんが、
同じ派遣会社の人が派遣されているとなんか
安心しますね。
あー、琴音さんやないかい。
あーこれは、アリスさん。
最近、仕事は順調ですか?
絢音さん、失礼しました。
こちらが先言っていた当社から
派遣されているスタッフのアリスさん
です。
アリスさん。
はじめましてこんにちは。
今日はここで見学しにきた
櫻絢音です。
ああ、こんにちは。
待ってるわね。
そういえば、聞いてや。
琴音さん。
また、この前1人スタッフ辞めたんやで。
!?
あー、そうだったんですね。
1日だけ出勤してきて、次の日に
なったら来なくなってた。
多分しんどくなったんやろうな。
まあ、続けてても使い物にならへんの
やろうけどな。
なかなか、定着しないもんですね。
そやねー。
そろそろ、私仕事に戻らなあかんわ。
・・・・・・。
櫻さん、ちょっとネガティブな情報を
与えてしまいましたね・・・。
まー、介護業界あるあるですね。
とりあえず、スタッフさん自体は
丁寧そうなのでここでとりあえず
働かせていただきます。
もともと、私は看護学校の受験を控えていて3ヶ月のみの契約のつもりだったのでこの施設で働くことになりました。私の中では「ブラック企業」と思ってはいなかったのですが、この施設は常に「●●さんが辞めるんやって」という話が絶えませんでした。スタッフ同士の関係は、プライベートで交流があるほど良いものでしたがやはり労働条件はあまり良くないというのが現状でした。
「それでも万が一ブラック企業に入社してしまったら・・・」と不安ならば、派遣社員という働き方もあります。
それでも、ブラック企業を確実に見つける方法はありません。
最初はブラックではないと思っていても、働くうちにブラック企業になっていたということもあるからです。
介護業界の場合ブラック企業と気付いても、辞めるまでに時間がかかります。
私の場合で、辞めると決めてから2年かかりました。
万が一ブラック企業で働いても、すぐに辞められるような働き方があります。
それが「派遣社員」という働き方です。
私の場合ブラック企業の介護施設から、かいご畑の派遣社員になったときに「働くってこんなに楽しかったんだ」と思えるほどでした。
それぐらいブラック企業で働くと消耗して「辞める」という判断力さえなくなります。
ブラック企業で働く恐怖よ、さよなら♪
私が大学を卒業する頃の2000年代までは「正社員になること」が一つのステータスとされていました。
今は正社員でないと生活が成り立たないわけではありません。
お給料を時給で計算すると、正社員の方が時給が低い場合もあります。
一度、あなた自身の働き方を考えてみるいい機会です。
まとめ
求人票を穴が空くまで見ると、ブラック企業が好きな言葉をよく目にします。
介護施設は他の業界以上に深刻な人手不足なので、顕著にみられます。
企業訪問をするのもブラック企業を見極めるのに良い手段です。
もし、ブラック企業に入りたければこの5つ全ての言葉が入っているところへ面接の申し込みをすれば間違いなく入社できます。
でも、絶対に入りたくないなー。派遣社員でもいいから消耗したくない・・・
プライベートの時間を確保しつつ介護士も続けたい。
そんな人にはデイサービスでの勤務がオススメです。
ただし、デイサービスの求人は主婦を中心に人気職種。
条件のいい求人情報はすぐになくなります。
効率よくデイサービスに転職したいなら下記の記事を参考にしてください。
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