
結論:今の介護職場で消耗しているなら派遣社員になりましょう!!

この記事の対象者
・5年以上同じ職場で介護の仕事をしている人
・残業が多いので自分の時間を確保したいと考えている介護士
・転職したいが、介護の仕事しかできないなと思っている介護士

この記事を読むことで
・残業時間を限りなく0時間に近づけることができます。
・正社員と派遣社員の違いを理解できる。
・介護士が職場の人間関係を簡単にリセットできるようになります。
同じ職場で5年以上、正社員介護士の仕事をしていると
- 毎日、同じことの繰り返しで退屈。
- 今の人間関係を一度リセットしたい。
- 残業が多くて消耗している。でも、介護以外の仕事ができるとは思えない。
と悩んでいませんか?
でも、具体的に転職活動ができない。
なぜなら・・・
でも、次の職場も同じようなところだったら嫌だな。
転職で失敗した時のことを考えると・・・
今のところで働くのは嫌だけど・・・仕方ないか・・・。

と妥協して、次の仕事場を探すという行動に移せないからです。
そんなあなたにぴったりな働き方が
派遣会社に所属して派遣社員になることです。
一般的に、派遣社員って安定してないように思われるがちです。
でも、実は派遣社員は介護士の選択肢が増える働き方。
「ここではもう働きたくない、」と思ったら、違う職場を選び直しできるのです。
10年以上同じ職場で介護士をしていた私も、派遣社員という働き方に変えたことで「毎日、残業漬け」という地獄から抜け出すことができました。

今回は、介護士として働くときに、正社員と派遣社員の違いについて解説していきます。職場そのものを変えることはむずかしいですが、あなたが働く場所を変えることはかんたんです。これを機会にあなたの「働き方改革」を考えてみてください。
【基本】介護施設で主流の3つの働き方。(派遣社員とそれ以外の働き方の違いは派遣会社が間に入るかどうか)

正社員
【正社員はどういうポジション?】

正社員は、直接雇用されているその事業所の中で責任のある立場です。
「相談員」と呼ばれる職種や管理者、介護リーダーなどの
役職を与えられるのもほとんど正社員から選ばれます。
その分、月々のお給料や賞与(ボーナス)も他の立場の介護士よりも多いです。
【メリット】
- 給料が安定している。(月給)
- 出世しやすい(人事評価で高い評価を得る必要がある。)
- 介護保険などの法制度の変更を理解しやすい。
- ケアマネ、他施設の関係者の知り合いが増える。
- 介護だけでなく人と交渉や連携のスキルが高くなる。
- 研修を受けることができる。
【デメリット】
- 最終的に責任を取らなければならない。
- 介護業務だけでなく、事務仕事もしなければいけない。
- 利用者様やご家族様のクレームに対応しなければならない。
- 部下の勤務の管理(病欠等で欠勤になったら、代わりの介護士に仕事を依頼する)
- 残業時間が多くなる。
- 心理的にすぐに辞めるのが難しい(法的には最短2週間で退職することはできます。)
正社員って、体よく会社が使うための
社畜じゃないの?


こらっ!!
滅多なことは言うもんじゃないよ。
それに、介護施設の中には社員の働きやすさを第一に考えている施設もあるわよ。
非常勤職員(パート、アルバイト)
非常勤職員は介護施設に直接雇用されてる主に介護の仕事と正社員の事務作業のお手伝いをする立場です。
正社員との最大の違いは、「時給単位」です。
なので
- 入浴介護だけ
- 送迎だけ
- レクリエーションだけ
という、特定の仕事だけをする介護士もいます。
派遣社員でもそんな働き方をしている方もいないことはないですが、特定の仕事だけをする場合非常勤介護士(パート)として雇われるのが一般的です。
【メリット】
- 自分の生活スタイルに合わせて働くことができる。
- パソコンなどの使い方が分からなくても仕事ができる。
- 介護休暇や育児休暇の取得について理解されてやすい。
- 研修を受けることができる。
【デメリット】
- 介護サービスを提供するときの責任の重たさは正社員と同じ。
- 正社員ほどは収入が安定しない。
- 体力を使うので、掛け持ちでアルバイト・パートするのがむずかしい。(いまだに禁止している施設も少なくありません)
- 心理的にすぐに辞めるのがむずかしい(法的には最短2週間で退職することはできます。)
派遣社員


派遣社員は派遣会社に雇用されていて、実際に働くのは派遣先(現場の施設)に働くというスタイルをとっている介護士です。
【派遣社員と正社員・非常勤職員の違い】
派遣社員・・・派遣会社に雇われて、派遣先の現場で働く。つまり雇お給料をもらう会社と実際に働く場所が違う。
正社員、非常勤職員・・・直接介護施設から雇われている。働いている現場の会社からお給料をもらう。
【メリット】
- 担当のコーディネーターが情報収集、派遣先の提案、派遣先との労働条件(お給料、勤務時間、休暇、勤務場所)などの交渉を代わりにしてくれる。
- 働き始めて「自分とは合わないな」と思ったら派遣先を変えることができる。
- 派遣先の施設に伝えにく自分の要望などもコーディネーターが代わりに伝えてくれる。
- 派遣社員でも社会保険や年末調整、源泉徴収をしてくれる。
【デメリット】
- 契約社員でも、介護サービスを提供するときの責任の重たさは、直接雇用されている正社員や非常勤職員と変わらない。
- 派遣先からいわゆる「派遣切り」されやすい。
- 「即戦力」を要求される。
- 研修のないところもある。
- 住民税は自分で払いにいかないといけない。
- 同じ部署で3年以上は働けない。
【体験談】3つの視点から介護施設の正社員と派遣社員を比較

ここからは、私の実体験から
正社員と派遣社員の違いを説明します。
【正社員と派遣社員の比較(絢音の事例)】
仕事量の違い
正社員時代の主な仕事
- 日中の介護業務(入浴、排泄、食事介助、レクリエーション、送迎業務)
- 来客対応。
- ボランティアの対応(調整や連絡を含む)
- 送迎の調整(どの職員が何時にどの利用者様のお宅にお迎えに行くかをA3の用紙にまとめて送迎職員に伝える。)
- 会議資料の作成
- 会議の司会。
- 施設の広報活動(広報誌の作成、ブログ更新など)
- 通所介護計画書の作成(これがないとデイサービスのサービスを利用者様に提供できません)
- 次月の提供票の整理と、利用者様の利用予定を立てる。
- レセプト(施設の収益に関わる)
- 申し送り(朝礼、夕礼)の司会
- 新人介護士や実習生の振り返りと研修日誌のコメント記入。
毎月、日課として必ずやっている仕事はこんな感じです。
※ここでは、仕事量に注目していただきたいので、それぞれの仕事の内容についてはここでは詳しく解説しません。
【派遣社員時代の主な仕事】
- 日中の介護業務。
- 当日の申し送りの報告。
正社員時代の仕事量と契約社員の時代の仕事量はこれだけ違います。
火を見るより明らかですね。
正社員の仕事って、その立場にならないと見えてこないものです。

正社員の仕事は上記の仕事にプラスして、上司から頼まれる突発的な仕事や介護事故の再発防止の対策のためにしないといけない仕事があります。
正社員は、仕事を計画立てて、計画の予定通りに仕事を進めていく能力が求められます。
残業時間数
【正社員時代の平均残業時間数】
暇な時・・・60時間/月(残業代は出ませんでした)
年度末などの忙しい時・・・80時間〜100時間/月(残業代は出ませんでした)
残業はほぼ常時です。
【派遣社員時代の平均残業時間数】
毎月の平均残業時・・・10分未満(誤差の範囲)
1年に1回残業を頼まれるかどうかの頻度です。

介護施設は、派遣社員がいないと介護業務が成り立たないところも多数あります。
なので、施設の管理者の方は派遣社員の退勤時間にはとてもシビアで、時間になると「すぐ帰れ」と言われます。
労働条件の違い
【正社員時代】
- 月々のお給料・・・21万円(手取り)。
- ボーナス・・・約15万円で7月と12月にそれぞれ支給。
- 社会保険等・・・あり(住民税はお給料から天引きされる。)
- 有給休暇・・・9割は使用せずに消滅。
- 退職金制度・・・あり(大阪共済会の退職金制度)
【派遣社員時代】
- 月々のお給料・・・20万円(手取り、時給制なので1万円程度の変動はあります)
- ボーナス・・・0円
- 社会保険等・・・あり(ただし、住民税は個人で直接市町村へ支払いする)
- 有給休暇・・・2019年度の実績で8割程度使用。
- 退職金制度・・・なし

たしかに、派遣社員のときの方が全体の収入は少なくなりました。しかし、仕事量や残業時間は確実に減り、有給も消化しやすくなりました。「自分の時間を確保できる」のが派遣社員になって「楽だわ〜」と感じるところです。
介護業界のままで転職したいなら、まず派遣社員になろう。

介護の派遣社員になるべき人、やめておいた方がいい人
派遣社員の場合、正社員時代だったら会社に管理してくれていたことの一部を自分で管理しないといけなくなることがあります。
その代表的な例が
住民税
正社員時代だったら会社が代わりにお給料から支払ってくれていたのに、派遣社員になると役所に払わなければいけません。
感覚的には、税金が増えた感覚になります。
実際には今までお給料から天引きされていたものを自分で払うだけで、実質的には税金が増えているわけではありませんが。
派遣先の職場を気に入ったら再び正社員になることもできる。
私自身、派遣先から「うちで正社員になりませんか?」と声をかけられました。
当時、看護学校の受験を目指していたのでお断りしましたが・・・
介護施設はずっと人手が足りない状態です。

やっぱり、収入が少なくなったから苦しいな。
と思ったら、正社員の働き方に戻すこともできます。
どこの派遣会社にすれば失敗しないか迷ったら「かいご畑」を選びましょう。
わたしがオススメする介護士派遣会社は「かいご畑」一択です。
かいご畑の特徴
- 無資格でも登録できる。
- 介護初心者でも資格取得に関わる費用は0円
- 介護士として働きたい人は、無料で利用できる。
- 社会保険が充実している。
- 仕事上の悩み事があればいつでも相談できる。


わたしの場合は、昨年12月まで働いて居たけど、看護学校受験のためいったん退職しました。1月ですべての看護学校を不合格になってので、担当のコーディネーターの方に相談すると、連絡してからわずか1週間でわたしの希望するデイサービスで再度働くことが出来ました。
今の職場を辞める前にやっておくと安心なこと3選


家計管理を見直す。
この場合、転職先が決まって初お給料が決まるまでのお金(預金と手持ちのお金)がもつのか具体的な数字で把握するのが目的です。
- 毎月の固定費が8万円(携帯代、家賃、生命保険の保険料など)
- 毎月の流動生活費6万円(食費、光熱費など)
- 預金残高と手持ちのお金150万円。
- 退職金50万円


急に必要になるお金を60万円と考えて、次の転職までに90万円➗15万円として、最大で6カ月はもつ。生命保険料のプランを見直して、携帯も格安SIMに変えよう。
介護士としての資格を取りに行く(余裕があれば)


介護福祉士の国家試験の受験者数は平成28年以降は10万人を切っています。
つまり、介護福祉士の資格を持っている等のは貴重な資格となりつつありま
す。
なぜなら、
資格を持っている人が多い・・・希少性が低い
資格をもっている人が少ない・・・希少性が高い
資格をとる人が年々少なってきています。
なので、「介護福祉士」を持っている介護士を介護施設同士で取り合っている状況です。
私の元職場でも「介護福祉士の知り合いを紹介したら、1万円の報酬キャンペーン」として、職員が介護福祉士の介護士を自分の職場で働くと1万円をお給料に上乗せするキャンペーンをやっているぐらいです。
介護福祉士の資格は派遣社員として仕事をするときにも有利に働きます。
介護福祉士を持ちながら派遣社員をやると
- 自分が選べる職場の数が増える。
- 給料や休日など、あなたの希望を実現しやすくなる。
- 派遣先が気に入らなければ、次の職場へ移りやすくなる。
介護福祉士を持っていると転職の時に有利に働きますが、なければ働きながらでも取得を目指せます。


ちなみに、介護士派遣のサービスを行っている「かいご畑」なら介護福祉士の受験対策を0円で受けることができます。その他の介護職員初任者研修や実務者研修も0円で受講することができます。
【資格があると安心な理由】
介護施設は深刻な介護士不足悩んでいます。
本当だったら、直接雇用したいのに派遣社員に頼らなくてはいけない状況です。
だったら、みんな介護施設の介護士は管理者とか意外みんな派遣社員にすればいいんじゃないの?正社員や非常勤さんでも辞めたい人はすぐやめてしまうのに。




実は、派遣会社が派遣社員を施設に派遣するときに、派遣社員のお給料+派遣料金が必要になるの。つまり、私たちのお給料と派遣会社の中間マージン(仲介手数料)を支払うことで、場合によっては直接雇用するよりも人件費がかかってしまうことがあるの。


それに・・・


同じ、施設で働けるのは3年まで。
1から介護士を育てようと思うと、大きなコストがかかる。
なので、施設としてはできるだけ長く働き続けてもらいたいと施設は思っているのよ。
それでも、直接雇用で介護士の数を確保できない。
だから、介護施設は派遣社員で人員補充するしかないと考えているということね。


次の職場候補をググる。
働く前に事前の準備は必要です。
なぜなら、介護の仕事の8割は事前準備で決まるからです。
【働く前に確認しておくべきこと】
- 働く場所(住所地)
- 施設の名前
- 体調不良や遅刻で連絡するときの取次先。
- 職員様の通用口の場所。
- 派遣先の施設の担当者と管理者
- 働くにあたって準備するもの(入浴介護着など)
- 契約期間
- その他注意事項。


基本的には、かいご畑のコーディネーターさんが教えてくれます。
しかし、あやねの場合は挨拶も含めて初出勤の前日に施設に電話します。
そうすることで、事前にコーディネーターから聞いていたことの確認ができるだけではなく、働く前から施設の関係者の方の信頼を得れます。
まとめ


派遣社員として介護の仕事をするときにおさえておくべきポイント
- 5年以上の金属年数と介護福祉士の資格所得をしたら検討する。
- 同じ職場で自己成長できるのは5年まで。
- 介護福祉士を取ってしまえば、施設は選びたい放題。
- 正社員として働くのは消耗する。
- 派遣会社は「かいご畑」一択。
ここからかいご畑に登録できます
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