結論:広報誌、ブログ(HPの整備)、口コミそれぞれのデメリットをカバーしつつ全ての情報発信をしよう。
こんにちは。桜彩音です。
介護の必要な高齢者が増えていっているのにもかかわらず2019年どの介護施設の倒産件数は過去最高になっています。
特にデイサービスは、株式会社などの一般企業でも参入できるのでコンビニの数より多くどんどん倒産へと追い込まれている厳しい状況です。
他施設との差別化を図って成功した事業所だけが生き残る、いわば介護施設の「戦国時代」と言っても過言ではないでしょう。
そんな介護施設の「戦国時代」を生き残るのに必須のツールが情報発信力です。
どんなに素晴らしい介護サービスを提供できたとしてもそれを知ってもらわなければ、ないのと一緒です。
おそらく、この記事を読んでおられる方はどのようにして自分の施設の強みを情報発信をしようかとなやんでおられることでしょう。
ここは、もう一度広報活動の媒体となるものがどのような役割があるのかゼロから考えてみる必要があると思います。
今回は、大規模の社会福祉法人で5年ほど法人全体の広報活動を担った彩音が令和の時代の情報発信の仕方について解説してきます。
この記事の対象者
・介護施設で広報担当になった介護職
・稼働率が伸び悩んでいるデイサービスの管理者・リーダー
・他施設との差別化を図りたいと思っている方
・ボランティア活動にも力を入れたいと思っているボランティア担当者
・1人でも多くの介護士を確保したいと思っている人事担当者
となっています。
この記事を読むことで
・広報誌、ブログ、口コミのメリット・デメリットを理解することができる。
・広報誌、ブログ、口コミの対象となる読者のイメージを想像することができる。
・広報活動初心者が、なぜ広報活動をしないといけないのか理解することができる。
内容となっています。
今回は記事の最後におまけもあります。
桜シスターズのショートストーリを読めるのは「桜彩音の相談室」だけです。
介護サービスを利用したいと思っている人が知りたい情報を介護施設の情報を広報誌、ブログ(HP運営)、口コミ全てを使って情報発信をする。
広報誌、ブログ、口コミにはそれどれメリット、デメリットがある。
広報誌のメリット、デメリット
メリット
- 目次があるのでみやすい。
- 介護施設の最新情報がのったパンフレットとして活用できる。
- ITを使いこなせない人でも簡単に情報を手に入れることができる。
- 他施設の玄関や役所などに置いてもらいやすい
- 営業をするときに、あるとケアマネなどに自分の事業所の強みをアピールしやすい。
- 写真を使えるので、視覚的に介護施設の雰囲気を伝えることができる。
デメリット
- 印刷代、記事構成代、郵送料など多額のコストがかかる。
- 編集、校正、印刷、発送準備、発送までに時間がかかる。
- 実際に見てもらっているかどうか客観的に判断する材料が少ない。
- ブログと比べると写真の数が少ないので、広報誌をみたときの施設の印象と実際に施設を見たときの印象が変わる。
- カラーの写真にすると費用がかさむが、白黒にすると介護施設のイメージが変わる。
あやねは広報誌を作るのに使ったコストと労力は
・費用:約150万円(年間)
・発行頻度:年2回
・制作期間:6ヶ月
・制作に費やした時間:会議も含めて約100時間
ブログ(HP運営のメリット、デメリット)
メリット
- 常に新しい情報を発信することができる。
- インターネットの環境があればどこでも更新できる。
- 実際に、利用者様が過ごされている様子を発信することができる。
- カラーの写真を使用することができる。
- 読者はインターネットに接続できる環境でがればどこでも見れる。
- 自分たちでホームページの管理ができれば費用は安くて2000円/月(サーバー代、ドメイン代)で始められる。
デメリット
- 高齢者やITに疎い方には見てもらいにくい。
- SEO対策をしていないとすぐに別のサイト情報で埋もれてしまう。
- 介護施設の売りがよくわかる情報を載せていても、見てもらいたい対象者が見るとは限らない。
- 見たところで、問い合わせに繋がるとは限らない。
- 製作者のITリテラシーが低いと作るのに時間がかかる。もしくは作れない。
関連記事
【保存版】他施設との差別化を図る。デイサービスのブログ作成の4つのポイント。
口コミのメリット、デメリット
口コミについて、ここでは
・利用者様
・家族様
・ケアマネ
・施設見学者
に限定して解説します。
メリット
- 広がるのが早い。(特に女性の場合は)
- 問い合わせ、利用に繋がる確率が高い。(ご近所の方からの口コミだとほぼ確実に利用に繋がる。)
- ケアマネの口コミはネットワークが広いので、事業を起こしたてのケア前の耳にも入りやすい。
デメリット
- 悪いことも広まりやすい。
- 広報誌やブログほどは正確な情報は伝わりにくい。
- いつでもどこでも伝えられるわけではない。
デイサービスの場合は、送迎範囲があるので、
広報誌やブログよりも口コミの力が強い傾向があります。
口コミは、利用者様や、家族様、ケアマネなどからのものが多いのです。
介護業務に当たる際や、問い合わせがあった時は丁寧に対応しましょう。
広報誌、ブログ、口コミでそれどれのデメリットをカバーする。
広報誌、ブログ、口コミにはそれぞれメリットとデメリットがあります。
これらの情報媒体のデメリットをカバーするためにこの3つの掛け合わせ方が重要となります。
情報媒体の掛け合わせ方
- 広報誌にホームページのURLを載せて「ホームページもご覧ください」と記載する。
- ホームページに広報誌を印刷できるアーカイブス(PDFで)を準備する。
- ホームページのSEO対策をする。
- ブログを事あるごとに更新する。(最低でも週に1回は更新する)
- ケアマネの事業所に訪問するときや、利用者様宅で担当者会議をするときに施設の最新の広報誌を配る。
- 定期的に広報誌の郵送先を見直す。
少なくとも、ケアマネの事業所へ営業するときは最新の広報誌を持って営業に行く習慣をつけましょう。
言葉だけでは伝わりにくことも、広報誌を見せることで自分の施設の強みを伝えやすくなりますよ❤️
一番効果的なのは口コミ。でも、利用者様もスマホを持つ時代になっている。
口コミが利用者様を集めるのに一番強力なら、広報誌もブログ作成もやめた方がいいじゃないの?
コストもかかるし、作成する労力と時間を考えるとない方がいいじゃないの?
実は、最近利用者様でもスマホを持っている人が増えていっているの。まだ少数派だけどね。
だから、口コミや広報誌をみてぴんときたら「これ、ほんまかな?一回調べてみよう」ってググる高齢者が増えてきているの。
高齢者の大多数は、ホームページよりも口コミや広報誌で情報を集める方が一般的です。
しかし、現在はスマホを使用している高齢者(特に60代後半)が少しずつ増えてきています。
意識の高い高齢者は、自分でググっていきたいデイサービスを調べている方もいます。
介護業界はIT化が比較的遅い業種ではありますが、これからはホームページ口コミ以上に自分が働いている介護施設がどれだけ過ごしやすい場所であるのかを伝えやすくするツールになります。
とはいえ、まだまだ、口コミや広報誌の力も強い現状ではありますが。
広報活動は利用者様を集めるだけではない。
ボランティアを集めることができる
ボランティアを集めるのに、施設のボランティアの担当者から各市町村の社会福祉協議会(ボランティアセンター)に問い合わせてボランティアをしてもらうのが一般的です。
しかし、月に1件あるかないかですが「ホームページを見たのですが、わたしは○○ができます。そちらの施設で○○のニーズはありませんか?」というお問い合わせがあります。
いわゆる、団塊の世代が定年退職を迎えて仕事や趣味で培われた知識や技術をボランティア活動として社会貢献をしたいというニーズが増えています。
この○○に当てはまる活動の代表的なものは
- ハーモニカやギターなどの音楽活動
- ドッグセラピーに代表されるアニマルセラピー
- 赤ちゃんセラピー
- 洗い物や入浴後の利用者様の頭髪をドライヤーで乾かしたりと、介護施設の業務のサポート
- ヤクルト販売(これはボランティアというより、売り場の提供ですが、高齢者に大人気です。)
- 焼き立てパンの販売(これもボランティアというより、売り場の提供ですが、高齢者に大人気です)
介護士を集まりにく現状です。
なので、ボランティアを確保することは、介護施設とボランティアにとってWINーWINな関係になれるのです。
そのためには、まず「知ってもらうこと」から始まるのです。
介護士を集めることもできる。
特に新卒採用で介護士を確保する場合、インターネットの力は絶大です。
わたし自身、新しい職場を決めるときにはまずはじめにその介護施設のホームページを見ます。
どんなサービスを提供していて、どんな雰囲気の施設なのか。そして、どのような流れで介護士の方は介護の仕事をしているのか。
ホームページの情報から自分がその介護施設で仕事をしている映像を想像します。
特に利用者様の日々に過ごし方がわかるブログで介護施設の特色が見えます。
もはや、介護施設が生き残りたいのならホームページの整備なくしてあり得ません。
広報誌、ブログ、口コミを制するものが選ばれる介護施設になることができる。
広報誌、ブログ(HP整備)、口コミの長所を生かして情報発信していくことは介護施設特にデイサービスが生き残るのに避けられないことです。
最後に、広報誌、ブログ、口コミに役割について解説します。
広報誌、ブログ、口コミの棲み分けをする。
広報誌の役割と具体的な使い方
- 最新のパンフレットと同じ。
- 施設の訪問者に渡す。
- 掲載内容は、施設のハード(設備)や大きなイベント、新しい施設の紹介やサービスの紹介など。
- ケアマネに営業をかける際に広報誌を持参する。利用者様がその施設を利用するとなぜ継続してデイサービスに来ていただけるのかを説明する時に広報誌があると相手に伝えやすくなる。
ブログの役割と使い方
- 介護施設の利用者の日々の過ごされ方を伝える。昼食を食べている時の様子、レクリエーションに参加されている様子、機能訓練(リハビリ)に参加されている様子など。
- 24時間365日、インターネットの環境があればすぐに最新の情報を読者が見れるようにことあるごとにブログ更新をする。(最低、1週間に1回程度は更新する)
- 広報誌に比べて、写真の使用に制限はないので、可能な限り多く写真を使用する。
口コミの役割と使い方
- ケアマネの事業所へ定期的に訪問する。あるいは、介護施設に訪問した時に、担当の利用者様の話をしつつ介護施設の最近の取り組みをアピールする(ケアマネも興味のある情報です)
- 利用者様、ご家族様に関しては満足していただけるサービスを提供していれば勝手に広めてくれる。
- 口コミの内容は利用者様、ご家族様のニーズやケアマネが知りたい情報に合わせる。(直接、言葉をやりとりしながらニーズを拾う)
まとめ
選ばれる介護施設になるための情報発信の方法
・広報誌、ブログ、口コミのデメリットをそれぞれでカバーしながら、全てをやる。
・今現在は、口コミの発信力が強い。
・広報誌を使いながらケアマネに営業をかけるとより効果的になる。
・スマホを持っている高齢者が増えてきているので、ブログ更新も欠かせない。
・HPの整備は利用者様を集めるだけでなく、ボランティアや介護士の確保にも繋がる。
【おまけのコーナー(アリスの悪巧み。ツンデレの彩音を買う。)】
彩音ぇ、なんか最近わたしの出番少なくない。
(ブーブー)
最近は、最後のまとめをさせてあげてるでしょ?
それに、あんたはすぐに毒吐くからだめよ。
業界の偉いさんからお叱りをいただきそうで怖いのよ。
あの時は、ごめんってば。
もう毒吐かないって約束するからお願いだよ。
ねぇってば〜。
だめなものはダメよ。
わたしはテコでも動かないんだからね!!
そういうだろうと思って、
琴音ぇの入浴中の写真だよぉ〜。
うっ!!
欲しいっ!!
じゃなかった。そんなんじゃ私は動かないって決めたんだから。
それに、もう琴音にはセクハラしないって琴音と約束したんだからねっ。
あっ!!
予想以上の反応だわ。
このまま畳み込めばいけるわね。
今なら、琴姉ぇの脱ぎたてパンツもついちゃうわよ💖
全く同じパンツを洗濯機に入れといたからバレないわよ。
どうする彩音ちゃん。
あなたの好きな琴音ちゃんのパンツいらないなら知らないおっさんに売りつけてきちゃうよ〜。
(そんなことしたら、私が琴姉ぇに殺されちゃうからやらないけどね。あの人無駄に空手の黒帯とか持ってるんだよね。あの脳筋が)
っっっ!!
琴音のぉパンツがぁぁ〜。
知らないおじさんのぉ〜!!
私ガ、保ゴしなきゃ。
でもぉぉぉ。
いやー、買収しようとしている私がいうのもなんだけど、どんだけ琴姉ぇ好きなのよさ。脱ぎたてパンツ欲しがるって完全に変態なおっさんよねぇ。まあ、彩姉ぇと琴姉ぇが仲良くしている私まで癒されるかいいんだけどさぁ。
まあ、とどめを刺しますかね。
仕方ないわね。
琴姉ぇの脱ぎたてブラジャーもつけるわよぉ。
ちょっとだけよぉ。彩姉ぇも好きねぇ💖
それは、いらんっ!!
(キッパリ)
えっ、なんでよ。
だって、琴音はまだまだ成長してるんだよ。
だから、ブラジャーに関しては私が無理を言って選んでるのよ。しかも、将来胸が崩れにくいやつ。
いつも深夜の通販番組のやつで勝てるんだー。
その名も「ピー(自主規制)」よ。
アリス、早く琴音にそれを返してきなさい。
見つかって、殺される前に。
いや、ブラジャーだよ。
ほら、ねっ💖
はいはい、わかったわー。
いいから、返してきなさい。
なんでだよ、いけると思ったのになー。
あの変態の姉は何考えているのかわからん。
しかも深夜の通販番組って超胡散臭い商品じゃないの。
【その頃、琴音は】
っくしゅん。
あー、風邪ひいちゃたのかな〜?
今日も浴槽で1000回も腹筋筋トレしちゃったからかな?
なんか、寒気もしてきたな。
そろそろ、お風呂出ようっと。
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