
結論:安全運転の基本は運転マナーです。譲り合いの精神を意識するためには自分に余裕を持ちましょう。

この記事の対象者
・送迎の運転者
・デイサービスの管理者
・運転に関する内部研修の担当者
です。

この記事を読むことで
・安全運転をするポイントを理解できる。
・譲り合いの精神で事故確立を下げる。
・運転に関する内部研修の参考にできる。
ようになります。
交通事故を起こすと
- 刑事的罰則(懲役刑など)
- 民事的罰則(損害賠償請求など)
- 行政的罰則(免許停止、免許取消しなど)
を受ける可能性があります。
それだけでなく、施設のペナルティーも避けられません。
一度事故を起こすと自分だけでなく、施設や他の職員にまで迷惑を被るのです。
場合によっては
あそこの職員。確か、この前送迎中に事故を起こして年寄りを死なせたところの職員ですって。こわいこわい。

と事故に直接的に関係のない人にまで誹謗中傷されることがあります。
そのような問題を解決するためには事前に送迎中の事故確立を下げておく必要があります。
その解決策は
交通ルールと運転マナーを守り、「譲り合い」の精神で運転をすることです。
- あなたはどんな時でも「譲り合い」の精神で運転していますか?
- 横断歩道付近に付近に歩行者がいたら車を停車していますか?
- 踏切の停止線手前では常に一旦停止していますか?
一つでも「いいえ」の答えがあればあなたは近いうちに

送迎中に交通事故を起こして、人を怪我させたり、死なせたりしてあなた自身の人生も終わってしまいますよ!!
なぜなら、これらはあなたの知らないことではなく、既に教習所で教わったこと交通ルールや運転マナーだからです。
人間、知らないこと、忘れていることは守りようがありません。
もし、あなたが送迎中に事故を起こさないように安全運転をして利用者様に安心を提供したいなら提供したいなら
この記事を最後まで読んで「譲り合いの精神」を高めましょう!!

内部研修担当者様へ
より、この記事を有効に活用するために
「私ならどういう時に交通ルールを無視してしまうか/無視してしまったか」を中心に参加者同士で話し合いをする機会を設けてください。そこが、その事業所の送迎時の課題となります。
交通ルールを守って安全運転を心がけよう

交通ルールって守らないといけないと分かってはいても、ついつい違反してしまうことがあります。絢音も一瞬の心のスキでスピード違反で捕まったことがあります。今となってはそのことで、「ここで捕まって事故を未然に防げてよかったなー」と思っています。
交通ルールを守るのは安全運転の前提。
なぜ交通ルールを守らないといけないのか再確認して安全運転の意識を高めましょう。
交通ルールを遵守するから「安心」できる

交通ルールをなぜ守らないといけないのか?
そもそも交通ルールがなぜあるのか?
を知っておかないと交通ルールを守る意識が低くなってしまいます。
交通ルールを守る目的
- 交通事故を防ぐことができる。
- 車の流れをスムーズにする。
- 歩行者、自転車、他の自動車が安心して移動することができる。
「他の車は信号が赤でも突っ込んでくるかもしれない」と思って運転するのは怖いものです。
交通ルールを守る前提で運転するからこそ安心して車を運転することができるのです。
もし、みんなが交通ルールを守らないと・・・・
- 常に交通事故が起きてしまう。
- 安心して自動車に乗れない。
- 外を歩くだけで交通事故にあう確率が高くなる。
こんな状態だと、危なくて外に出ることができません。
一見なんのためにあるのか分からないような一時停止や徐行の標識があるのも、過去の交通事故のデータや道の状態でそのようなルールになっているのです。

「これぐらいの違反だったら誰にも迷惑をかけないだろう」と自己判断するのは事故の元です。
送迎時の交通違反を違反してしまう理由。

交通違反は意図的な行為です。
つまり、交通違反を起こすときは「わざと」するのです。
車の免許を交付されている時点で、交通ルールは完璧に把握しているとみなされるからです。
- ルールに同意できない、意味がないと感じる。
- ルールを守るデメリットが大きい。ルール違反をするメリットが大きい。(黄色信号で交差点を通過することで送迎時間に間に合うなど)
- みんなが平気で交通違反をしている(赤信号みんなが渡れば怖くない)。
- 交通違反をしても罰則がない。あるいは、軽い。
- ルール違反をしても危険は少ないと感じている。

こんなことを思ったことはありませんか?それが交通事故を起こす「気の緩み」です。少しの気の緩みがあなたの判断力を奪い結果、重大な交通事故を起こすことがあるのです。
特に送迎は送り迎えする時間が決まっています。
- 利用者様をそれ以上待たすわけにはいかない。
- ヘルパーの時間に遅れそう。
- 早く施設に戻って業務を早く回さないといけない。
デイサービスの場合、すべての業務に明確な「ノルマ」が存在します。
そのノルマを達成するために送迎時間をできるだけ短縮したいと私も思っていました。
でも、送迎は利用者様を、人を乗せています。
一瞬の気の緩みで交通違反をすることで利用者様を死なせてしまう事故も実際に起きています。
業務を早く回すことよりも
安全第一
で送迎を行いましょう。

交通違反をすると
・違反切符の処理
・交通事故の処理
でかえって時間が大幅にかかります。目先の時間短縮が交通ルールの違反の正当な理由にはなりません。
意外と知らない交通ルール3選

車の免許を取って時点で、運転者は「日本のすべての交通ルールを把握している」とみなされます(実際はどうだったかに関わらず、そのようなものとして法的に扱われる)。知らなかったじゃ済まされない。意外と知られていない交通ルールを紹介します。
免許停止の期間と免許取消しの条件

過労運転
ここでいう過労とは、「過労、病気、薬物の影響その他の理由により、正常な運転ができないおそれがある状態」を言います。
(道路交通法第66条より)つまり、何かしら体調が悪い時や、ケガをしている時などには一切運転はしてはならないのです。
横断歩道を通行する歩行者の優先

歩行者が横断歩道を渡ろうとしているのに、停車しないで通行したことはありませんか?
身に覚えがある方は注意しましょう。
運転者は歩行者の保護をしなければいけません。
横断歩道は自動車ではなく歩行者が優先されます。
違反すると罰則の対象になります。
路線バスの発信妨害

路線バスって「ノロノロ走るので鬱陶しい」と感じることが多いです。
私もそう思ってしまうことがあります。
でも、バスが右ウインカーを出して発車しようとするのを邪魔してはいけません。
これも罰則の対象になります。

交通違反、交通事故をすると行政的責任(免許取消し)、民事的責任(損害賠償請求)、刑事的責任(懲役刑)を受ける可能性があります。
交通マナーは守れていますか?

交通ルールを守るだけでは交通事故は防げません。交通マナーも守らないと本当の安全運転はできません。交通マナーとは、自動車を運転する際の「気遣い」です。気遣いができる運転が本当の安全運転です。
【再確認】相手を気遣う運転。

- 合流地点は相手に譲る。
- 雨の日は水溜りに注意し、水が跳ねるのを避ける。
- 上り坂では速度が遅くなりすぎないようにする。
- 交差点の30m手前でウインカーを出す。
- 車線変更をする3秒前でウインカーを出す。
- 右折時に中央線による。
送迎車は「看板」を背負っています。
ふとした交通マナーを守らないことは施設のイメージを損ないます。
そもそも、デイサービスの送迎をする運転手は
運転マナーを守って当たり前
と思われています。
マナーが悪い運転は交通事故だけでなく、そのデイサービスのサービスの質そのものに不信感を持たれてしまいます。
- むやみにクラクションを鳴らす(「警笛ならせ」以外のところでクラクションは鳴らしてはいけない)
- 窓からゴミ(暴言を含む)や唾を吐かない。
- 車間距離をつめる。(急ブレーキをかけられたら追突事故になります)
- ハイビーム。
- 異常な幅寄せ。
- パッシングで進路を譲ることを強要する。

煽り運転は犯罪になる可能性があります。
心の余裕が運転マナーとして「譲り合い」につながる。

送迎時になぜ譲り合いに欠けることがるのかとうと、
- 時間的
- 心理的
- 危険予測的
に余裕がないからです。
送迎時間がギリギリだったり、ストレスでイライラしていたり、今の状況からどんな危険があるか予測不足だと他の車や歩行者に道を譲る余裕は生まれないわね。

そうならないために
- 時間に余裕を持って出かける
- 目的地までのルートを、あらかじめ確認しておく
- 周囲の状況に、目を配る
- 危険予測をする
が必要です。
一つの対策として送迎先まで行く事前のリサーチをするのがお勧めです。

送迎も事前準備が交通事故を防ぐポイントとなります。
【番外編】気象条件別運転時の注意点

最後に、交通ルールや運転マナーと直接関係ありませんが気象条件によっても安全運転の仕方が異なります。同じ運転でも気象条件が違えば事故確率が上がるからです。
朝、夕は太陽に気をつけろ。


さて、今から安全運転で送迎に行くわよ。

次の信号を右に曲がるから中央線に車を寄せて・・・

信号が黄色になったから停車。

あっ、朝日だ!!
眩しいっっっ!!
実際に、私の同僚が朝日や夕日が間接な原因で利用者様を入院させるほどの交通事故が起きた時がありました。
その後の事故処理は本当に・・・・・
もし、朝日や夕日で信号が見えにくければ
- 反対車線の車の動きで信号を判断する。
- 歩行者用の信号で判断する。
- サイドの信号で判断する。
他の運転手さんがどのように対策しているか聞くのも一つの手ですね。
ここは亀の甲より年の功ですね。

運転する方向に太陽があると運転しづらいですよね。
雨天時は安全運転しにくい

雨天時は
- 視界が悪い。
- タイヤが滑りやすい。
- 傘をさしながら運転している自転車がある。
- 普段使っている道が渋滞しやすい。(自動車を使う人が増える)
- フロントガラスが曇りやすい。(エアコンで解決可能)
晴れている日以上に危険予測をしなくてはいけません。
事前に雨の日を知っておくだけでも対策になります。
なぜなら、安全運転は気持ちの部分が大きく左右されるからです。
送迎で運転者として出る人は
天気予報を見ることを習慣にしましょう。

雨の日は普段とは、運転する状況が違うので安全運転しにくいんですよね。
雪のときは凍結注意。秋のうちに冬用タイヤに変えよう。

雪が降るほど寒い日は道路が凍結して車がスリップしやすくなります。
- トンネル出口の急ブレーキで猛スピン
- 下り直線の先のカーブで河川敷下に転落
- 日陰のコーナー部分がアイスバーン(凍結)

考えただけでゾーッとします。
雪国でないところは尚更準備が必要です。
なぜなら、たまに雪が積もると慣れていないので雪国以上に事故確立が上がるからです。
実際に、私の住む大阪でも何年かに一度雪が積もると救急車が常になっている状態です。
冬前には
スタッドレスタイヤ
に履き替えておくことをオススメします。

スタッドレスタイヤも万能ではありません。アイスバーン(凍結)した部分は無力です。準備が万全でも油断は大敵です。
台風シーズンには気象情報を集めておこう。

台風の中で運転をするのは無謀です。
数年前に大きな台風が来たのですが、その中でも送迎に出たことがあります(上司からの命令で)
エンジンをかけていないのに車が揺れて・・・・

あの時は、とても怖かったよー。
というわけで、台風シーズンになったら気象情報を集めておきましょう。
確実に自分の地域に台風が近づくことが予想される時は上司と相談して当日のデイサービスを運営するのかどうかも含めて十分に話し合いをしておきましょう。
まとめ


運転マナーにつながる3つの余裕
・時間的余裕(十分な送迎時間)
・心理的余裕(ストレスを溜め込まない)
・危険予測的余裕(あらかじめ危険箇所をイメージしておく)
余裕がないと他の車や歩行者に譲る気持ちがなくなるので運転マナーに注意するだけの気配り力が不足します。
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