
結論:初期費用はそれなりにかかりますが、それ以上に利用者様のデイサービスに通うきっかけになります。
カラオケの機械の購入はデイサービスにとっての投資です。

この記事の対象者は
すでにカラオケを導入しているデイサービス関係者
カラオケの導入を検討しているデイサービス関係者
利用者様の獲得のために新しいサービスの導入を考えているデイサービスの関係者
となっています。

この記事を読むことで
・デイサービスの稼働率アップのヒント
・デイサービスでのカラオケ実施の流れ
・姉(櫻絢音)がオススメするカラオケの機械
を知ることができます。
「カラオケあるんやったら、デイサービスに行ってみようかな」と、デイサービスの利用につながる利用者様もいるので是非、この記事を参考にしてください!!
デイサービスでカラオケを実施しよう

利用者様がデイサービスに通うきっかけになる

幅広い年代に人気のレクリエーション。
その一つが
カラオケです。
コロナの時も、「昼カラオケ」で感染が広がってしまうということがあるほど、実はカラオケの好きな高齢者は多いのです。
それをデイサービスの稼働率アップに使わない手はありません。
私の前の職場ではほぼ毎日カラオケを実施していました。
それこそ、利用者様が「今日もカラオケを楽しみに来ました。」
と言われる方がいらっしゃるぐらいです。
もちろん、
- カラオケが嫌い。
- 大きな声で歌われて頭が痛い。
- あの人がカラオケ行くんやったら私はやめとくわ
とやり方を工夫をしなくてはいけません。
しかし、デイサービスによっては「カラオケ専用ルーム」があるぐらいもはやデイサービスでのカラオケの提供は一般的と言えます。
まだ、カラオケを導入されていなくて稼働率に悩んでいるデイサービスの関係者の方はこの際に、カラオケの導入を考えてみたはいかがでしょうか?

実は、ケアマネも「カラオケ」をきっかけにデイサービスのご利用にあまり乗り気でない高齢者の方をデイサービスの利用につなげた事例があります。
初期投資はそれなりにかかりますが、使い方次第で稼働率アップのきっかけになりますよ。
リハビリの観点から見たカラオケの目的

デイサービスでカラオケを導入すると・・・・
- 呼吸を整えることができる。
- ストレス解消のきっかけになる。
- 歌の好きな利用者様同士の交流が可能になる。
- 他者との交流が苦手な人もレクリエーションに参加するきっかけになる。
- 自宅で閉じこもりがちの高齢者がデイサービスを利用するきっかけになる。
ということが可能になります。
このカラオケの導入で期待される効果はケアマネの「居宅サービス計画書(ケアプラン)」の長期目標や短期目標にも記載されているほどです。
私たちもただ集まるだけの場所に行くよりも
楽しく自分の好きなことができる場所に行きたいですよね。
たとえば、
行きたい学校を選ぶ時
自分のやりたいことを学べる学校はどこだろうか
ということを先に調べます。
利用者様も同じでどうせデイサービスで時間を過ごすなら、好きなことができるデイサービスに通いたいと思っています。
そして、カラオケの好きな高齢者は少なくないです
ちなみに私の前の職場では1日の利用者数の約半数(20人程度)はカラオケに参加していました。
もちろん、地域や年齢によって多少異なるでしょうが、カラオケが嫌いという高齢者はどちらかというと少数派です。
初期投資は必要だが、その分の回収効果も高い。

カラオケの機種に関してはLIVE DAM一択です。
LIVE DAMを選ぶ最大のメリットは
新曲の更新数が多いことです。

でも、高齢者って新曲歌われるのかしら?
結論から言うと
高齢者も新曲を歌います。
むしろ、新曲を歌うためにデイサービスを利用される方もいらっしゃいます。
もちろん、カラオケの機械は決して安い買い物ではありません。
ある程度、新曲の更新するの数があって利用者様に楽しみを提供できるものとなると最低でも50万円のものの購入が良いでしょう。
私の前の職場で約35名/日程度ご利用されています。
少なくともその約半数つまり12〜13名がカラオケ目的でデイサービスをご利用されていました。
7時間以上利用していただいて、1人約1万円の介護報酬があるとして
1日、カラオケがあるだけで13万円の介護報酬(売り上げがあることになります)
さらに月〜土曜日までデイサービスを稼働させていれば、1月で約23日稼働させているのことになるので
12万✖️23日=276万円
つまり、1ヶ月足らずで機械代金以上の売り上げを上げられると言うことです。
つまり、一度初期投資をすれば(新曲を更新する月額使用料も発生し明日が)それ以上の収益を上られることができます。
他のデイサービスと差別化を図るためにも、デイサービスのカラオケはなくてはならないレクリエーションサービスだと言えます。

まだ、カラオケを導入されていないデイサービスの関係者の方は一度、カラオケの導入を考えてみたはいかがですか?

介護施設でもよく使われているカラオケの機械を紹介します。カラオケ屋さんでもよく使われているお馴染みの機種です。
カラオケ実施の流れ

ではここからはカラオケ実施の流れを説明します。
とは言っても、カラオケをセッティングをして利用者様のリクエスト曲を聞くだけです。
セッティングをする。

まずは準備物について
- 椅子
- カラオケ
- テレビ
- ターンテーブル(小さい可動式で、高さ調節できるものがベスト)
- マイク
- ノート(利用者様の曲を書き留めておく)
次にセッティングの流れについて説明します。
- テレビとカラオケの機械をつなげる。
- テレビとカラオケの電源をONにする。
- 利用者様の座る椅子を配置する。
- 利用者様全体を見渡せる位置にターンテーブルを置く(カラオケ実施する担当者は基本的にはここで見守りをする。)
- マイクの声が入るかどうか確認する。

カラオケの機械とテレビの詳しいセッティング方法については、カラオケの機械とテレビの取扱説明書を読んでセッティングをしましょう。
席の配置の際の注意点

席の配置の仕方で介護事故を事前に防ぐことができます。
カラオケの際の席の配置のポイントは
- 立ち上がりが多かったり、転倒リスクの高い利用者様はカラオケ実施担当者がすぐに介助に入れる位置に来てもらう。
- 車椅子の方はすぐに移動できる位置に。(途中でトイレに行かれることがあります)
- ADLの高い方はできるだけ中の方に座っていただく。
- 席はテレビ画面が見られる位置あいにする。
- できれば、日光が反射しないようにカーテンを閉めておくと良い。

基本的には、利用者様はどこに座っていただいてもいいのです。
緊急時に介護士がすぐに介助できる位置や利用者様同士の関係性などを考慮してある程度、カラオケ実施者で利用者様の席を決めておくと、カラオケを安全に実施しやすくなります。
利用者様を誘導する。

実は
ここが一番、転倒のリスクが高いポイントです。
なぜなら、
待てない利用者様が多いから
ある意味子ども以上にコントロールが・・・・
カラオケの際の移動に関しては、動ける職員全員で介助して利用者様に移動してもらいましょう。
そのさい、全体を見守りをする職員を1人はつけるようにしましょう。

利用者様の介護事故の多いポイントが「移動」です。
しかも、カラオケになると「早く行きたい」と言う思いの強くなる利用者様が多くなります。
どうしても、「すぐにカラオケの席に行く」と言って聞かない利用者様から先に移動してもらうのが転倒を防ぐ定石です。
利用者様にリクエスト曲を聞いて始める。

移動が落ち着いたら、利用者様に「歌いたい曲」を聴きましょう。
基本的には何を歌ってもらっても構いません。
ただし、全員同じ曲数を歌ってもらう。
等スタンスで曲を聞くようにしてください。
まあ、難しい状況もあるのでその時は週に来る回数が少ない人を優先に歌ってもらうと良いかなと思います。
あと
残り時間を考えてあと何曲歌ってもらえるか?
を逆算してあと何曲ずつ歌ってもらえるか確認しながらリクエスト曲を利用者様に聞いていきましょう。
カラオケでよくある利用者様の不満の声
よくある利用者様からの不満が
なんで、あの人は3曲歌っているのに、私は2曲なのよ!!
あんたのところはあの人から沢山お金もらってるんか!?

正直、かなりうんざりします・・・・。
全員が同じように歌うなんて無理な時もあるのに・・・・・。
でも、私たちデイサービスの職員は利用者様を楽しませるのが仕事。
それでも、なんとか利用者様から不満の声が出ないようにカラオケをしていきましょう。
カラオケをする時、どうしても不満をバンバン言う方から優先させてしまう傾向になってしまいがち・・・・。
「言ったもん勝ちやなぁ」と私自身思ってしまうこともあります。
でも、かと言ってカラオケを提供できる時間には限りがあるので決定的な解決策がすぐに建てられないのも事実。
そんな時は
「私は何曲でもいいよ」と言ってくださる利用者様のお言葉に甘えましょう。
利用者様の中にも「穏健派?」的な方もいらっしゃいます。
時には、職員の方から説明して納得してもらうのも一つの手段です。
絢音の場合は・・・・

琴音さん。
少しよろしいですか?
いいよ。
どうしたの?


カラオケで歌いたい方が多くで全員に同じだけの曲数を歌ってもらうのが今日は難しいのです。

それで、大変申し訳ないのですが・・・・
今日、他の方は3曲歌っていただいていますが、琴音さんは2曲だけでお願いできますか?
いいわよ。
私、明日もデイサービスに来るからいつでも歌えるし。
あんまり、来れない方歌ってもらって頂戴💖


ありがとうございます❤️
とても、助かります!!

それでは、琴音さん。
明日はカラオケで歌いたい人が少ない日だから、今日の分明日に歌ってもらえるようにしますね。
うん、それでいいよ。
ありがとう。

その日は、他の方より1曲少ないけれど、別のカラオケの歌う人が少ない時に1曲多く歌ってもらうと言うお約束をすることで時間調整をしていました。
デイサービスでカラオケを実施する際の注意点
立ち上がりがよく見られる利用者様
カラオケをしながら、利用者様が転倒しないようにするのはわりと難易度高いです。
そこで、転倒リスクの高い利用者様は職員がすぐに介助に入れる位置にいただくようにしましょう。
車椅子の方の席の位置

基本的には車椅子の方が通れるスペースを確保しておきましょう。
カラオケの途中でトイレに行きたくなったり、入浴しなければいけない方もいらっしゃいます。
わたしの場合は、車椅子の方がすぐに移動できる「通路側」に座っていただくようにしていました。
基本的には歌われる方は全員同じ曲数で

利用者様は「平等意識」が強い方が多いです。
他の利用者様が「1曲私より歌っている。」と言うクレームが一番多いと言っても言い過ぎでないぐらいです。
しかし、いつも同じ数の利用者様が歌われるとは限らないので時間が足りなかったり、余ったりして時間調整しないといけないこともあります。
もし、時間が余ったら
童謡や唱歌など誰でも知っている曲を利用者様全員で歌う
という手段もあります。
利用者様全員で歌って時間を調整すれば「私だけ1曲少ない」という訴えは成立しません。
それでも、不満を言われる方は無くならないのですが・・・・・
一つの解決手段として活用してください。

カラオケはニーズが高く、機械とテレビがあればすぐに始めれる反面、転倒リスクが上がったり、利用者様からのクレームが上がりやすくなるデメリットもあります。
利用者様に納得していただける説明をしたり、席の配置を工夫することで解決できる問題もあります。
定期的に、カラオケの実施状況について職員全体で情報共有すると良いでしょう。
まとめ


カラオケ実施の流れ
1、カラオケとテレビをセッティングする。
2、席を配置する。
3、動ける職員全員で利用者様を誘導する。
4、利用者様にリクエスト曲を聞く。
5、時間の調整は「全員で歌える曲」で調整する。
6、カラオケ終了後の誘導も動ける職員全員で。
どんなサービスにも課題や問題点はあります。
課題や問題点を改善することで利用者満足が向上します。
「めんどくさい」「問題が発生する」からカラオケのサービスを導入しないというのはナンセンスです。
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