
結論:事故を防ぐ1番の対策は「事前準備」です。次の送迎であなたはどの道を通って送迎をしますか?送迎している時のあなたの気持ちを想像しながら送迎の準備をしましょう。

この記事の対象者は
・デイサービスの送迎に関わる介護士
・これから送迎に関わる介護士
・送迎に慣れてきた運転中級者
です。

この記事を読むことで
・運転手の心理状態の傾向
・運転技術の苦手意識を克服する方法
・送迎での道順を組み立てる基本ルール
を学ぶことができます。
何度か送迎業務をして慣れてくると、

ここまで無事故。私って結構運転上手だったんだ。
と思うタイプと

何回か、送迎に出てるけどまだ運転は怖いわ。
という2つの心理タイプに分けられます。
あなたはどちらのタイプですか?
どちらのタイプでも事故する可能性があります。
運転の癖は運転手の心理状態に大きく作用されるからです。
でも大丈夫、心理状態を対策することが可能です。
安全に送迎するための心理状態の整え方は
事前準備の完璧さ
です。
- 事故の多い危険な箇所
- 事故のしやすい車の動き方
- 渋滞の多い道
これらは送迎に出る前に事前に知っておくことで運転に対する不安や慢心を改善することができます。
事前準備を馬鹿にしてはいけません。
野球のイチロー選手が毎日素振りをしているのも「事前準備」です。
だから運転初心者を脱する前に事前準備をすることを習慣化してください。
運転経験別安全運転の課題
- STEP1教習所通いまずは免許を取りに行く。
- STEP2運転初心者(1年未満)練習量をこなせ。上司や先輩介護士に練習をお願いする。
- STEP3運転中級者(運転歴1年〜5年未満)事故率が高くなる
- STEP4ベテラン事故確率0ではないので油断しない。

運転経験の長さによって課題が変わってきます。ここではメンタル面を中心に課題を解説します。自分がどこに当てはまるか考えてあなたのメンタル面の課題を分析しましょう。
【教習所通い】免許を取りに行こう。

デイサービスで働く限り運転は必須の業務です。
車の免許がないと送迎はできません。
送迎できなければデイサービスでは仕事をできません。
なぜなら、送迎ができなければ利用者様はデイサービスまで来られないからです。
車を運転できなければ練習すらできません。
いますぐ教習所へ通いましょう。
(あなたはどっちがいいですか?)


実は、今教習所通ってるんですよ。

という方のためにできるだけ早く、免許を取るコツ紹介します。

私はこうやって1ヶ月少しで免許を取りました。
- 1コマ目は開けて車の教習の時間を入れる。
- 朝イチでキャンセル待ちがないか確認する。(あればキャンセル待ちを使う)
- 空いてる時間で学科を受ける。
- スキマ時間で学科の勉強をする。
- 教習所の送迎車に乗っている間、運転手の運転している姿を見て参考にする。
これは、私が学生の時にやったやりかたです。
仕事をしながらでもマネできる点もあります。
特にお休みの日は2コマ、3コマ目に教習を入れて1コマ目はキャンセル待ちが一番車の予約を取りやすいです。

運転免許がなければ、送迎業務ができません。車の免許がなければ今すぐ取りにいきましょう。
【初心者】運転が怖い→練習あるのみ

車の運転は
- 自分の操作で車が動いている。
- 少なくとも600kg以上の鉄の塊を時速40kmで動かしている。
- 一瞬の不注意で人が亡くなることもある。
- 周りの車の動きが早く感じる。
- 前後の車の動きを読めない。
初心者マーク🔰をつけている時は運転経験が少ないために「安全」な判断をする材料が少ない状態位です。
車の動きを予測しにくいので運転するのが怖くなります。
運転技術は車を運転する量に比例します。
運転する回数を増やさなければいつまで経っても車の運転が怖いです。
それでも、1人で車の運転するのは怖い時は
- 自宅で自分が運転できる車で家族に同乗してもらって練習する。
- ペーパードライバーの教習を受けられるところの教習所へ通う。
- 上司にお願いして運転の練習に付き合ってもらう。
で、運転することの恐怖を克服しましょう。

最初は私も怖かったです。周りの車の動きが早く感じるし、どこまで車を寄せられるかの感覚もわかりませんでした。練習を重ねれば車を体の一部のように感じることができます。
【中級者】「実は私、車の運転上手い?」→慣れてきた頃に事故が発生しやすい
へっへーん。送迎に出だし半年経ったわ。
ここまで全く事故とか起こしてないし私、実は運転うまいんじゃないの?

そんなことを思い始めたら・・・

琴音OUT!!(ドゥドゥーン🔈)
お尻ムエタイキックの刑ね💖
ムエタイキック・・・
痛いの・・・いやだ・・・・。

車の運転に慣れてきたら

運転技術を過信すると、事故を防ぐ判断材料に気付くことができません。
たとえば、後ろから交差点付近の自分の車に近づいている原付に気づけば巻き込み確認の対象になります。
でも、「自分は意外と運転がうまい」と思っているバイアスが原付がただの風景になってしまいます。
運転中級者(運転に慣れてきたら)事故しやすくなると認識しましょう。
お尻が・・・痛い・・・(ぐすん)💧


私も送迎業務をはじめて半年後に、送迎車を溝に落とすという事故を起こしてしまいました。普通なら周囲状況の確認をすれば防げました。でも、半年間事故をしていなかったことが周囲の状況確認を怠る原因になりました。
【ベテラン】運転技術は熟練→心のスキが大事故に・・・

ここでは運転歴10年以上のドライバーと定義しますが・・・
ベテランドライバーは長年の運転歴から自己流の運転になりがちです。
- 姿勢が楽だからとペダルとシートとの距離を空けすぎる。
- 知っている道だからと送迎場所の確認が不十分になる。
- ながら運転で注意力が散漫になる。
これは完全に自分の運転技術を過信しているわね。

さらに10年以上自動車の運転をしていると、「ベテランドライバー」という自信が他のドライバーの指摘を受け入れにくくなります。
指摘を受け入れなくなると、安全運転するのに障害となる自分の「悪癖」に気付くことができません。
特に送迎は他人の命を預かる仕事なのです。
介護業界で送迎業務に携わる時は特に、
「初心者ドライバーや助手の指摘も真摯に受け止める」
姿勢を心がけて下さい。
ベテランドライバーの1番の敵は運転技術ではなく、心や気づきにあります。

教習所で「性格検査」を受けたのは、ドライバーの心理状態が自分の運転の癖と直結するからです。心理状態によって危険予測の正確さが大きく変わります。
【運転初心者から脱却】運転に苦手意識があれば練習しよう

初心者ドライバーやペーパードライバーは車を動かすこと自体が恐怖です。でも、運転技術は経験によるところが大きいです。自転車も何度も練習して乗れるようになったのと同じように、車も練習しなければ苦手意識は克服できません。
車の運転の練習をしない悪循環

このように、運転の苦手さを理由に運転の練習をしないというまで経っても「不安なまま」になります。
車の免許は最低限の運転技術。
本当の運転技術は車の免許を取った後から始まります。

車の運転=運転経験です。練習しないといつまで経っても送迎に出られません。
上司に相談して運転に付き合ってもらおう
送迎業務のある職場(デイサービス)に所属しているなら、運転の練習に上司の協力を得ましょう。
- 明確に目的地がわかっている。(利用者様の自宅)
- 事故の起こりやすいポイントを解説してくらる。
- 一般ドライバーではなく、高齢者を乗せた送迎担当者として指摘してくれる。
- 揺れの軽減、目視確認する場所とタイミング、1人送迎のときに利用者様の様子を確認するタイミングを具体的に指導してもらえる。
- 自分の運転の癖に気付くことができる。
- 利用者様個別の送迎の際の注意事項も知ることができる。

上司はあなたに「一人前の送迎職員」にするのに必死です。そのためなら上司はあなたに出し惜しみなくアドバイスをします。
- 上司が多忙でスケジュールをおさえにくい。
- 指摘されるとへこむ。
- 上司の評価に直結している。

スケジュール調整はどの業界であっても求められる能力です。また、上司があなたに指摘したり、評価したりするのはあなたに期待しているからです。あなたが「運転の練習に協力してください」と依頼することも上司があなたに対する評価項目の一つです。
【マネするだけで送迎初心者も安心】道順を組み立てる3つのポイント【ポイントは事前準備です】

送迎に不安があるのは、事前準備不足(練習含む)です。送迎初心者がおさえるべき事前準備について解説します。
送迎に出るまでに事前に地図で場所の確認をする

送迎に出るまでに確認することは
- 利用者様宅の住所
- 施設から利用者様宅への道順
- 右左折するときの目印となるもの
- 渋滞や事故の多いポイントを把握
- 車の駐車場所
- 団地、マンションの場合は部屋番号(玄関のオートロックに必要な場合があります)
利用者様の宅をだいたいで理解していたり、「なんとなく行けそう」と思っている状態で送迎に出ると事故にあったり、大幅な遅刻につながります。
特に団地の場合は部屋番号まで調べておかないと、利用者様宅の近くまで来たのになかなかたどりつけないことになります。
地図で調べても不明な部分が出てきたら先輩介護士や上司に教えてもらいましょう。

私、はじめて送迎に出た時に団地の部屋番号をメモするも忘れたの。10ふん前には自宅近くにいるのに結局予定時間の10分遅れで到着したことがあるわ。
方向音痴対策をしよう。

女性介護士でもデイサービスで働く限り送迎に出ます。一般的に女性の方が方向音痴の方が多いと言われています。「私も方向音痴」という方も事前準備と万が一の時の対策をすれば問題ないです。
【参考文献】
【方向音痴対策①】迷ったときのためにナビアプリ付きのスマホを持っておく。

基本は送迎に出るまでに「利用者様宅まで迷わずに運転できる」事前準備が前提です。
しかし、気象条件や渋滞状況で右左折の目印を見つけられなかったり、同じような風景に見えてしまうために道に迷うことがあります。
そんな時のためにスマホの道案内アプリをいつでも起動できるようにしておきましょう。
- 自分の地図上の位置を確認できる。
- 右左折し間違えた場所を確認できる。
- 現在地から利用者様宅へ道順を修正できる。
- 画面を見ながら運転すると事故を起こす
- 全く事前準備をしていないとナビアプリを使っても自分の現在地を把握できない
- ナビアプリで確認してから運転再開するまでの時間分、利用者様宅に到着するのが遅れる

事前準備をしても、右左折する目印がわかりにく交差点など迷いやすいポイントのみでスマホアプリを使いましょう。
【方向音痴対策②】大きな地図で大体の道順を自分で組み立てる

全体が分かる大まかな地図でだいたいの道順を決めるということです。
特に行くところは全体がわからなければ一部分の道を見たところでわかりません。
もし大きな地図がなければ、地図アプリで施設→利用者様宅の道順を検索して大まかな道順を調べてもOKです。

大きな道順を調べてから、細かい右左折の目印を見つけていく調べ方が道に迷いにくくなります。
【方向音痴対策③】送迎に出る前日に上司に道順を報告し、相談する。

- 自分の調べた道順を上司に報告することでアウトプットができる→(道順を自分の頭に定着させる)
- 間違った道順であれば上司からの指摘がある→(事前に道の間違いを防げる)
- 上司の苦い経験(道間違い、渋滞に巻き込まれる)から避けるべき道を教えてくれる。→(交通トラブルの事前回避)
上司の仕事はあなたが送迎先まで迷うことなく到着できるのをサポートすること。
少なくとも送迎しはじめて1ヶ月までは上司に道順確認をしてもらいましょう。

送迎しはじめて1ヶ月以上経ってない頃に、私は前日の上司確認をしないで送迎に出たことがありました。案の定途中で道に迷ってまい、利用者様の自宅へ30分遅れで到着したことがありました。
効率よく送迎するための一般的な道順の考え方

利用者様の送迎で道順の組み立てに失敗すると利用者様の不満を高めるだけでなく、乗り物酔いで体調不良にさせる可能性があります。ここでは一般的な道順の考え方を身につけましょう。
- 一度通った場所を「何度も通っている」と利用者様が印象をもつ道順。
- 施設から近いのに必要以上に長く車に乗車させるような道順。
- 乗り物酔いしやすい利用者様が直行直帰でない送迎。
直線型の送迎(迎え:遠→近 送り:近→遠)

○施設、○利用者様宅、→道順(帰りの送迎は→が反対になります)
施設から見て利用者様の自宅が一直線に並んでいる時は遠くから近くへ迎えに行きます。
送りの送迎は逆で近くの利用者様から送り遠くの利用者様を最後に送ります。
円を描くように送迎

○施設、○利用者様宅、→道順
送迎する利用者様の自宅が施設から見てバラバラの時があります。
そんな時は、円を描くように送迎をします。
帰りの送迎は必ずしも行きとは逆方向で送迎する必要はありません。
体調を崩しやすい利用者様は「直行直帰」が原則。
ここが一番難しいところですが、
- ALSなどの難病で長時間、車の乗車がむずかしい。
- 乗り物酔いしやすい。
- 100歳を超えている。
場合は体調を崩しやすい利用者様としてできる限り「直行直帰」で送迎することをお勧めします。
もし直行直帰が難しいのであれば
- 直行直帰が可能な別の車に乗車してもらう。
- 送迎の時間を違う時間にする。
- 他に直行直帰の方がいる場合、どちらかに説明して納得してもらう。
これらの手段を使う場合は送迎の調整をする権限のある職員に調整してもらわなければいけません。
上司に相談しましょう。

直行直帰の利用者様は「なぜ直行直帰」なのかおさえておきましょう。「少しぐらいなら長く乗っても体調不良にならない」方の場合、本当に直行直帰の人が同情する場合に重宝します。
まとめ


安全な送迎を組み立てるポイント
・運転するときの自分の心理状態を分析する。
・運転に苦手意識があれば練習しよう。
・効率よく道順を組み立てれるようになろう。
デイサービスの送迎に出る最低条件は「利用者様が同乗していても安心できる」安全な送迎です。どれだけ運転技術が熟練していても油断は禁物です。
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