今回はレクのネタ尽きてしまった方向けに、レクのネタを提供します。
この記事の対象者は
レクのマンネリ化に悩んでいる介護士さん
となっています。
まずは、レクリエーションの進め方や考え方を解説します。
レクリエーションのネタをお探しの方は目次欄をクリックすると、レクネタを見ることができますよ。
こんにちは、櫻絢音です💖
今回は、レクリエーションネタに困った方のためにレクネタを3つほど発信していきます。
前半部分ではレクの実施の仕方について、おさらいしています。
まだ、レクを実施するのに自信がない方や自分のレクの実施の仕方を振り返りたい方は読んでください。
レクのネタだけ知りたい方は、目次欄をクリックしていただくと「レクネタ」の記事に飛ぶことができます。
デイサービスでのレクリエーションを提供する目的をおさえる。
レクリエーションは利用者様のリハビリ
レクリエーションとはただ利用者様を楽しませるだけのものではありません。
利用者様が楽しみながら「リハビリ」を行うのものです。
デイサービスでのリハビリで一般的なやり方が「日常生活リハビリ」です。
「日常生活リハビリ」とは、日常生活で自然と行う動作でリハビリを行うというものです。
レクリエーションはその一環で、「リハビリ」という感覚を利用者様に抱かせずにリハビリをすることができるのです。
レクリエーションを実施するに当たって
そのレクリエーションは利用者様の身体のどこの部分を動かすのか
を意識しましょう。
たとえば、「ボーリングゲーム」をする時に、「手首を動かすことで、手首の可動域を広げる。」などそのレクに参加してもらうことで達成できる目的を設定しましょう。
レクは利用者様どうしの交流の場
レクリエーションを実施する時、できるだけ多くの利用者様に参加してもらえるように声かけをしましょう。
そうすることで、利用者様どうしの交流を深めることができるからです。
高齢になると外出の機会が減ってきます。
外出の機会が減ってくるマイナスなポイントの一つが「人との交流の機会」が減ってくることです。
そして、利用者様のほとんどは病院とデイサービスいがいあまり外出しません。
つまり、デイサービスの他の利用者様との交流が他者との交流の機会となります。
そして、レクリエーションは他者との交流の一番の機会です。
レクリエーションを通じて利用者様同士の関係が深まるのです。
学生時代、新学年になってあまり友達ができなくても遠足などのイベントを経験することで仲良くなった友達を思い出してください。
利用者様も同じで、レクリエーションという共通のイベントに参加することで、利用者様どうしの交流を促進することができます。
そして、介護士はその間を仲介する人です。
利用者様どうしだけではなく、新人介護士が利用者様と交流する機会にもなります。
レクリエーションは利用者様の残存能力や趣味、嗜好を知ることができるので、利用者様の情報を収集することができます。
新人職員の方は利用者様との具体的なエピソードを作っていきましょう。
レクリエーションで利用者様の残存能力を発見できる。
レクリエーションは「RE」+「CREATION」の言葉の通り、もう一度利用者様の生活を作り直すという意味があります。
そして、それは利用者様の一面を「再発見」することです。
たしかに、ADLの低下で車椅子でしか移動できなかったり、排泄の失敗が多くなることがあるかもしれません。
しかし、昔やっていたお料理や手芸の技術は比較的に保たれている場合が多いのです。
レクリエーションはそういった利用者様の「昔取った杵柄」を発見することができるのです。
利用者様の残存能力を発見できれば、こちらのもの。
後は、それを褒めつつ伸ばしていく。
「じゃがいも切るのうまいですね。」
「ネズミの根付をつけるの綺麗にできていますね。」
などの声をかければ
「そんなことないよ。」
と言いつつも利用者様は笑顔になります。
これはレクリエーションでこそ再発見できる頻度が多いです。
利用者様の意外な残存能力って「観察力」がないと発見できませんね。その日のケース記録に書くつもりで様子観察すると、利用者様の意外な一面を発見できるようになります
デイサービスの利用者様に楽しんできただけるレクリエーションを提供するコツ
まずは自分が楽しむ
まずは、自分が「楽しんで」レクリエーションを実施しなければいけません。
USJやディズニーリゾートを思い浮かべてください。
キャスト(表舞台でお客様を楽しませる人)やスタッフ(裏方)で面白くなさそうにしている方を見かけるでしょうか?
おそらく、ほとんどのキャストやスタッフは笑顔で「楽しそうに」アトラクションを実施しているはずです。
デイサービスでも同様に、介護士が楽しくレクリエーションを提供していないのに、利用者様を楽しませれることはありません。
まずは楽しんでレクリエーションを楽しんで提供しましょう。
自分も楽しんでレクリエーションを提供するのは、利用者様のやる気を引き出すポイントです。
介護士が楽しくレクリエーションを提供するポイント
- 利用者様のADLで提供することが可能かどうかを検討する。
- ムードメーカーの利用者様に盛り上げてもらう(職員からさりげなくふる)
- 競技系や運動レクのときは、できたら「ナイス」、できなかったら「惜しい」と介護士の感情を言葉にする。
- 利用者様を否定しない。
- 転倒事故になりそうな状況を想定して、あらかじめ転倒事故の要素を排除しておく。
上司や先輩介護士のレクのやり方をまねる
上司や先輩介護士の中には、とても完成度の高いレクリエーションを提供する方がいらっしゃいます。
絢音の元職場でも、帰宅前に「紙芝居」をやっていた先輩介護士がいました。
そのかたは、女優さながらの演技をするように紙芝居を朗読していました。
そんな介護士は各職場に1人はいます。
そのかたのやり方をまねていきましょう。
自分なりにやっても良いのですが、マネをして極めてからでも遅くないです。
レクリエーションがうまい先輩介護士や上司がレクリエーションをやっているときに、積極的にお手伝いをしてみましょう。
ただ見ているだけでなく、一緒にレクを実施することで体で覚えるとレクをいつでも実施しやすくなります。
デイサービスの介護士は芸人
デイサービスの介護士は芸人です。
しかも、滑っても「気まずい」だけで済むとてもゆる〜い💖芸人さんです。
通常の芸人さんであれば滑ることでお給料などに直結することがありますが、デイサービスの介護士は滑っても誰かがフォローしていくれます。
最もやってはいけないことは盛り上げ方が中途半端であることです。
絢音のおすすめのデイサービスで提供するレクリエーションネタ
ここからは、レクリエーションのネタを紹介します。
レクリエーションのネタに困っている人、レクリエーションのマンネリ化を悩んでいる人は是非、お使いください。
魚編の漢字の読み方ゲーム
準備するもの
- ホワイトボード
- ホワイトボードマーカー
- 魚編の漢字リスト
ルール
- ホワイトボードに魚ヘンの漢字を書く。
- 分かった時点で、利用者様に読み方を答えていただく。
- 介護士から少しずつヒントを与える。
レクリエーションの流れ
はいそれでは、頭の体操をします。
今から、ホワイトボードに「サカナヘン」の漢字を書いていくので、なんの魚か答えてください。
では、早速・・・・・
(鯖と書く)
それは「さば」やね。
ナイスです。琴音さん。
では次・・・・
(鯆と書く)
うーんなんだろう?
ヒント1
哺乳類です。
・・・・・
ヒント2
水族館で「ショー」に参加するほど、頭の良い生き物です。
まだ分からないなー。
大ヒント
「海豚」とも書きます。
分かったー。
「いるか」ね。
はい、琴音さん正解です!!
さすがは、漢字マスターですね。
といった感じで進めていきます。(時間と相談しながら実施していきましょう)
後出しジャンケン
これは特に準備物は必要ありません。
強いていうなら、あなたの笑顔と元気ですね。
ルール
- 介護士と利用者様でジャンケンしてもらう
- 利用者様には後出ししてもらう。
- 後出しで「勝って」もらう。
- 何回か実施したらルール変更で、利用者様に後出しで「負けてもらう」
実施する前に「失敗してしまっても良いです。やろうとすることで頭の活性化を図るものです」と説明をしておいてください。
レクリエーションの流れ
はい、では今から「後出しジャンケン」をします。
皆さんは私とジャンケンをします。
ルールは2つ。
1つ目、皆さんは後出ししてください。
2つ目、後出しで皆さんは私に勝ってください。
では、ジャンケン「✌️」
✊
ジャンケン✋
✌️
ジャンケン✌️
✊
結構簡単ね。
では、ルールを変えます。
ルール1 後出しは変わりません。
ルール2 後出しで私に負けてください。
では始めます。
ジャンケン✌️
✊
それでは・・・
ジャンケン✋
✌️
結構難しいね。
ではもう一回
ジャンケン✊
✌️
ヤッターできたぁ☺️
いいですねー、アリスさん。
とても頭が活性化されていますよ💖
ありがとー💖
スカットボール
準備物
- スカットボールセット
- いす
ルール
- 1人ずつボールを専用のクラブで打つ
- ボールが穴に入った点数が獲得点数。
- 決めた数(介護士で決めて良い)利用者様にボールを打っていただき、総合得点の高かった人が勝ち
利用者様にボールを打っていただく際は、椅子に座っていただきましょう。
盛り上がってくると立ち上がりが見られるので、転倒に注意!!
レクリエーションの流れ
今日はスカットボールをします。
1人5回ずつ、このクラブでボールを打っていただきます。
ボールを穴に入れてください。入った穴に入った数字が得点です。
合計の特典が一番高かった人の勝ちです。
では、琴音さんからいきましょうか。
こちらの椅子に座ってください。
はーい。
これで打ったら良いのかな?
はい、これで打ってくださいね。
では1回目いきましょう。
その後
さすがわ、琴音さん。
18点ですね💖
ヤッター✌️
では、次アリスさんやりましょうか。
こちらに座っていただいてよろしいでしょうか?
はーい。
私にもできるのかな?
私がお手伝いするから大丈夫ですよ。
では、このクラブを持ってもらって良いですか?
ここを持ったら良いのかな?
はい、それで良いです。
では、ここをこう打ってもらって良いですか。
ここをこう打って・・・。
ヤッター✌️
私も、5点入ったー💖
すごーい。
アリスさんも良い腕してますね。
では、次行ってみましょう。
その後・・・・・
アリスさんもさすがは高得点。
14点でしたね。
残念ながら、琴音さんには及びませんでしたが初回から良い打ち具合でしたね。
次は琴音さんに勝つわ。
はい、その調子です。
まとめ
利用者様にレクを楽しんでもらうためのコツ
・レクの目的は利用者様同士の交流の場の確保と利用者様の残存機能を維持・向上させること。
・介護職が楽しんでレクリエーションを実施する。
・レクの上手い先輩介護士や上司の真似をする。
マンネリ化したときの参考にしてくださいね。
最後に、今回紹介させていただいたスカットボールのセットの商品リンクを貼っておきます。
少し値段は高くなりますが、利用者様が楽しみながら参加していただけるレク材です。
実際に「もうこんな時間か。明日もやりたいな」と利用者様からのお声をいただいています。
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